「会社に行きたくない…。明日こそ休もう…。」
「仕事ができなくて怖い上司に怒られてばかりだし、関わりたくない人もいるし…。」
「隕石とか落ちてきて会社が潰れないかな…。」
「通勤途中に電車の事故に巻き込まれて入院とかすれば休めるな…。」
僕は探偵時代、あまりにも環境がブラック過ぎて、毎日こんなことを考えて出勤していました。
探偵の仕事は、依頼者や対象者の生活に合わせるので、基本的に24時間営業です。
調査だけでなく厳しい上司の下で営業もやっていたので、ノルマがキツイ状況で毎日精神がすり減る思いをしていました。
「会社に行きたくない!行きたくない!行きたくない!」
そう強く思っていても、
「上司が怖いし同僚にも迷惑かけてしまうな…。仕事が辛いのは当たり前だし…。」
「休むのは甘えだし、恥ずかしいことかも…。」
そう思って、自分の気持ちにフタをして、無理して毎日働いていました。
そんな毎日を過ごしていると、心や身体にも異変が訪れます。
・夜眠れない
・眠りが浅く夢の中に仕事が出てくる
・すぐに起きてしまう
・朝、ベッドから出られない
・吐き気がする
・腹痛、下痢
・だるい
・胸がぎゅーっと掴まれるような感覚になる
・自分には価値がなくダメ人間だと思ってしまう
・常に罪悪感にさいなまれている
・休日も仕事のことが頭から離れない
・天気が悪いだけで仕事に行きたくなくなる
・休み明けや月曜の朝が特に憂鬱
・疲れが取れない
・食欲がない
・頭痛がする
・蕁麻疹(じんましん)が出る
・理由もなく泣いてしまい涙が止まらなくなる
・何に対してもやる気が起きない
・友人と話していても上の空で笑えない(楽しめない)
・イライラして落ち着きがなくなる
今、冷静になって書いてみると、いかに異常な状態だったかがわかりますが、
当時はあまり自覚がありませんでした。
「自覚がなかった」
「休むことに罪悪感を覚える」
「辞める選択肢は考えられなかった」
だから気持ちにフタをして会社で働き続けていました。
その結果、重度のうつ病を発症してしまい、会社もクビになりました。
収入も途絶えたのでマンションも引き払いました。
住んでいた場所を手放すのは非常に苦しい思いでした。
なぜなら都会に憧れを持っていた僕にとっては非常に強い思いがあったからです。
それを手放すとなるのは、自分の人生を全否定されたような気持ちになりました。
うつ病で自分では何もすることができなくなってしまい、実家に引き取られて約二年間、ベッドで寝たきり状態で両親に介護される状態でした。
絶望感に支配され、自殺念慮(死にたいと思うこと)ばかりが頭をぐるぐると回っていました。
朝起きて、ご飯を食べて、死にたいと思い、排泄をして、寝る。
これだけを毎日二年間やっていました。
二年間という時間は人生にとってかなり大きな価値があります。
大切な人とたくさんの時間を過ごせたし、たくさん遊べたし、いろいろなチャレンジやチャンスもあったと思います。
それから数年経過していますが、未だに体調が悪いと寝込みますし、通院生活も続いています。
こんな状態だと普通の会社では雇ってくれません。
まさに人生が崩壊してしまいました。
あなたは、当時の僕が経験した症状はありませんか?
心当たりがあったとしても見ないふりをしていませんか?
もしそうだとしたら、あなたにはこの記事を最後まで読んでほしいのです。
この記事は、僕が心療内科の医師やカウンセラーさんと相談したことや書籍で学んだことをベースに
・当時の僕がどうしたらよかったのか、同じ轍(てつ)を踏まないためにはどうすればいいのか?
・どうすれば、「会社に行きたくない」という感情から抜け出すことができるのか?
・一生続く仕事と、どう付き合っていけばいいのか?
がわかるようになっています。
「僕のような人を、これ以上増やしてはいけない」本気でそう思って書きました。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しく思います。
▼このブログの管理人プロフィール
身体の危険信号を見逃さないようにしよう
先程、僕が経験した症状をもう一度見てみたいと思います。
・夜眠れない
・眠りが浅く夢の中に仕事が出てくる
・すぐに起きてしまう
・朝、ベッドから出られない
・吐き気がする
・腹痛、下痢
・だるい
・胸がぎゅーっと掴まれるような感覚になる
・自分には価値がなくダメ人間だと思ってしまう
・常に罪悪感にさいなまれている
・休日も仕事のことが頭から離れない
・天気が悪いだけで仕事に行きたくなくなる
・休み明けや月曜の朝が特に憂鬱
・疲れが取れない
・食欲がない
・頭痛がする
・蕁麻疹(じんましん)が出る
・理由もなく泣いてしまい涙が止まらなくなる
・何に対してもやる気が起きない
・友人と話していても上の空で笑えない(楽しめない)
・イライラして落ち着きがなくなる
これらの状態が続くようだと、うつ病になってしまう可能性があります。
もしかするとすでにうつ病になっているかもしれません。
言い換えると、これらの状態は「身体が悲鳴を上げている」「助けを求めているサイン」なのです。
僕はこのサインを見逃してしまったため、見事なうつ病患者となってしまいました。
あなたはこのサインを見逃さないようにしてください。
ただ、こういう状態だと思考回路は鈍っていることが多いので、自覚できず、また気づきにくいかもしれません。
そういう場合は、周りの信頼できる人に自分の状態を聞いてみましょう。
実は会社は休んでいいし休むのはカンタン
先程解説した通り、「会社に行きたくない」という気持ちは身体のサインです。
だから冷静になるためにも、一度会社を休んでください。
「そんなにカンタンに仕事を休めるわけないじゃないか!」とお怒りになるかもしれませんが
実は休むのはカンタンです。
「休むのが難しい」と思うのは、
「カンタンに休んでいいわけがない」という固定観念や
「上司に怒られるかもしれない」
「周囲の人に迷惑がかかるかもしれない」
といった罪悪感などから、そう感じてしまうものですよね。
でも、ここで休まないと体調を壊してしまうかもしれませんし、
そうなるとあなたの人生に大きな損害です。
周囲の人にも長期的に迷惑をかけてしまうかもしれませんよね。
であれば、堂々と休むべきなのです。
休んだほうが皆にとってメリットがあるんです。
「休み方がわからないよ!」
「休む理由が思いつかないよ!」
というあなたのために以前に書いた「会社を休む理由」を紹介します。
当日に休む方法、前日、一週間前、数ヶ月前からの上手な言い訳などを解説した記事です。
【関連記事】
会社を休むための理由とうまい言い訳、注意点をご紹介!波風立てず会社を休もう!
次からは「会社にいきたくない」と思う原因を解明し、それぞれの対処方法を解説していきますね。
会社に行きたくないと思う原因はなんだろう?
今の会社に在籍していようが、転職しようが「仕事は一生ついてくるもの」です。
「会社に行きたくない」という気持ちも一緒についてきます。
であれば、「仕事との上手な付き合い方」がわかれば、気持ちはラクになり、人生がハッピーになるわけです。
そこで、「会社に行きたくない」と思う原因を解明して対処方法を解説していきます。
言葉に言い表せる「会社に行きたくない」という気持ちもあれば、「なんとなく行きたくないんだよな」といったモヤモヤして言語化できないものもあると思います。
それぞれを言語化し、原因として捉えることによって、対処方法が導き出せるようになります。
仕事上のことが原因
仕事のことが原因で会社に行きたくないと思うことは多々あるでしょう。
それぞれ見ていきましょう。
・仕事ができない
・ミスや失敗を何度も繰り返してしまう
・上司や同僚に成果が認められない
・同期・同僚と比較してしまう
・仕事がつまらない
・仕事にやりがいを感じない
・長時間労働
・業務量が多い
・暇でストレスを感じている
人間関係が原因
・上司が怖い
・怒られる
・パワハラ
・職場の人に挨拶や業務のこと以外無視されている
・職場や外部に関わりたくない人がいる
精神的なことが原因
・休日も仕事のことが頭から離れない
・なんとなく
・会社が怖い
・胸がぎゅーっとなる
・甘え・逃げではないか
・休み明けや月曜が憂鬱
・天候が悪い
明確化した原因から導く対処方法とは?
仕事上でできる対処方法
・仕事ができない
「他の人はできているのに、自分はなんでこんなことができないんだろう。」
そんなふうに思うのは本当に辛いですよね。
「自分は無能なのではないか」
「ダメ人間なのではないか」
「自分には価値がないのではないのか」
僕も仕事ができなかったので、こんなふうに考えてしまいました。
繰り返しになりますが、今の会社にいようが転職しようが、仕事は一生付き合うものですから、ここは少しでも仕事ができる人間を目指すのは非常に有効な方法です。
そうはいっても、「そんなにカンタンに仕事ができるようになるわけないじゃないか」と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。
仕事ができるようになる方法を知れば、意外とカンタンだと思うはずですよ。
どのようにするべきなのかというと、まず2点あります。
1:今の状況を客観的に判断できる材料を見つける
2:なぜ仕事ができないのかを整理する
本当に仕事ができていないのかを確かめます。
そのためには、上司に相談してみましょう。
もし相談できないようでしたら、自分で業務を細分化したり数値化したりして
チェックシートを作ってみてもいいかもしれません。
客観的に判断できる材料を見つけて現状を把握することが大事です。
もし、自分が仕事ができないと判断した場合、「なぜ仕事ができないのか」を整理してみましょう。
そして、以下のこともチェックしてみてください。
・メモはとっているか
・計画をしているか
・時間管理はできているか
・効率的にやっているか
・仕事に優先順位をつけているか
・日頃から周りとコミュニケーションをとって業務の相談などできるような環境になっているか
※頼りすぎるのはNGです。
・気持ちの切り替えはできているか
・言い訳ばかりしていないか
・仕事は先延ばしにしていないか(すぐやる人ほど成功する傾向にあります)
このチェックが終わったら、どうすれば仕事ができるようになるのかを考えてみましょう。
もし自分でわからない場合は、仕事ができる同僚や上司に相談するとよいでしょう。
その際、「仕事ができない原因を自分なりに考えたのですが」と前置きしてから相談すると、相手の印象も良くなります。
・ミスや失敗を繰り返してしまう
人間ですからミスや失敗は起こり得るものですが、あまりにも多いと自己嫌悪に陥ってしまいますよね。
さらに、負のスパイラルにハマるとミスの連発で消えたくなります。
ミスや失敗を繰り返してしまう場合、
なぜミスや失敗をしてしまうのかという原因を突き止めることが第一歩です。
原因がわからないと、同じ過ちを繰り返す可能性がありますし、逆に原因がわかっていればミスや失敗を回避することができます。
次に緊張をほぐすために深呼吸してから仕事に取り組むことも大事なポイントです。
「次はミスはできない、失敗は許されない。」と気合いが入りすぎてもよい仕事はできません。
ここはリラックスして取り組みましょう。
おすすめは「タクティカルブリージング」という米軍式の呼吸法です。
戦場下という強度のストレスの中、軍人たちの気持ちを落ち着かせるための
科学的根拠のある呼吸法です。
これを知っていれば仕事程度の緊張なんて怖くはありません。
やりかたはとてもカンタン。
- 口を閉じて鼻から4秒かけて息を吸う
- 4秒間息を止める
- 4秒かけて口から息を吐き出す
- 4秒間息を止める
- 以上のセットを落ち着くまでくり返す
たったこれだけで驚くほどリラックスできます。
・成果が認められない
自分では成果が出せているけれど、上司や周りからの評価が低い場合もとても辛いですよね。
やる気が削がれたり、モチベーションが下がったり、なんのために必死に仕事を頑張っているのかがわからなくなります。
まず、どのような形で成果を認めてもらいたいかを考えましょう。
・上司の態度
・給与
・待遇
・目に見えないなんとなくの周りからの空気
次に「会社が求めている成果はなにか?」ということも再度確認しましょう。
それをもとに自分がしっかりと成果を出しているかを判断します。
もし成果を出しているのなら、客観的な数値やデータを視覚化して上司にそれを見せて相談してみましょう。
上司に相談が難しいようであれば、さらに上の上司に相談もありです。
それも難しいようでしたら、その会社はあなたがいるべき場所ではないかもしれませんね。
・同期・同僚と比較してしまう
どうしても他人との比較をしてしまい悩むケースがあります。
仕事でミスをしたり、仕事がうまくいかない状況のときは特に比べてしまいますよね。
しかし、よく考えてみてください。
そもそも会社は何のために行くのでしょうか?
それは、「お金を稼ぐ」、「給料をもらう」ために行くんですよね。
であれば周りと比較することなんて全くないわけです。
そうは言っても比べてしまうもの。
実は、他の人も見えないところで周りと比べて自己嫌悪に陥ったり悩んでいるんですよ。
「今月は仕事うまくいかないな…。」
「上司に怒られてしまった…。」
「ミスしたから明日は仕事休みたいな…。」
あたなだけじゃなく、みんな悩んでいるんですよ。
だから、周りと比べてしまう自分を素直に受け入れてみてください。
そうすると少しは気持ちがラクになりますよ。
・仕事がつまらない
仕事がつまらない場合も、なぜ仕事がつまらないのかを探りましょう。
そして、
・どうしたら効率的に仕事をこなせるか
・どうしたらもう少し早く仕事を終わらせられるか
・などといった小さな目標(楽しみ)を作ってゲーム感覚で達成しながらやる
といいですよ。
・仕事にやりがいを感じない
個人の価値観なので非常に難しい問題ですが、そもそもやりがいを求めないといけないのでしょうか?
仕事は「お金を稼ぐため」、「給料をもらうため」の手段であって、会社は仕事を提供してくれる場所です。
できればやりがいは感じたいですが、別に感じなくてもいいのではないでしょうか?
また、やりがいを感じて働いている人は少数ですので、あまり気にしなくてもいいと思いますよ。
・業務量が多く長時間労働
36協定では月に45時間以上残業をするのは違法と定められています。
もしあなたの会社が月45時間以上残業しているのであれば、その会社は少し危ないかもしれません。
また、月80時間以上残業すると精神(メンタル)を壊してしまうと言われています。
長時間労働の原因は根深く社会問題にもなっているため、自分ではどうにもならないことがありますが、業務を効率化したり減らしたりすることは個人でも十分可能です。
例えば業務を断る勇気を持つことも大事です。
上司や同僚からなんと思われようと断るのです。
あなたの身体が一番大切なのですから勇気を持ちましょう。
それと、他の人に自分の業務をふれないかも考えてみましょう。
あなた以外ができる仕事はないでしょうか?
自分ですべての業務を抱え込む必要はありませんよ。
自分で仕事を抱えすぎているあなたは真面目で優しい人なんです。
それはとてもいいことですが、ときには自分を苦しめてしまうものです。
そして、業務の効率化も考えてみましょう。
効率化するためには、
・今の仕事を細分化し
・紙などに書き起こして視覚化して
・無駄なことはないか
・同時にできることはないか
・やらなくてもいいことはないか
などを考えていきます。
今やっているやり方が最適だと思っていたとしても、
実際に細分化してみると、意外とボトルネックが見つかるものですよ。
・暇でストレスを感じている
贅沢な悩みに思われがちですが、暇というのも大きなストレスの要因になります。
解決方法はとてもかんたんで、上司や先輩に「何か仕事はないか」「手伝えることはないか」と相談してみることです。
案外仕事をふってくれるものです。
もしかしたら雑用を言い渡されるかもしれませんが、なんでもいいので、やることがあると気が紛れますよ。
人間関係でできる対処方法
・上司が怖い、怒られる
上司が怖くて萎縮してしまったり、怒られてばかりの場合はどのように対処すればよいのでしょうか?
答えは非常にシンプルで「怒られないようにすればいい」のです。
そうはいっても「それができないから怒られるし怖いんじゃん」とツッコまれそうですが、
しかしちょっと考えてみてください。
怒られるのには必ず原因があります。
よほど人格的に問題がある上司でなければ理不尽に怒ったりはしません。
では、どのようなときに怒られるのでしょうか?
・ミスや失敗を隠したとき
・期限を守らないとき
・仕事で成果が出ないとき
このような場合に怒られます。
そして、どの理由も避けられない場合がありますよね。
ではどうすればいいのかというと、日頃から上司と報連相をとっておくといいでしょう。
事前に相談しておけばミスを防ぐことができるかもしれません。
例えミスしたとしてもすぐに報告すれば、少し怒られるだけですが、時間をあけて報告すれば、上司の怒りは大きくなるでしょう。
かんたんに言うと、日頃から上司とコミュニケーションをとっていれば、ダメージを最小限に留めることができるのです。
嫌いな上司でも、話しかけてみましょう。
僕の経験でも、探偵社での調査員時代の嫌いな上司にあえて二人で飲みに行くよう誘ったことがあります。
その結果、「お前は嫌いだったけど、話せば意外といいやつだな!明日から仕事よろしくな!」と言われ、
その後の仕事がうまくいった経験があります。
・パワハラ
パワハラは厚生労働省によると、以下のことがパワハラとされています。
1.身体的な攻撃
暴行・傷害
2.精神的な攻撃
脅迫・名誉棄損・侮辱・ひどい暴言
3.人間関係からの 切り離し
隔離・仲間外し・無視
4.過大な要求
業務上明らかに不要なことや遂行
不可能なことの強制、仕事の妨害
5.過小な要求
業務上の合理性がなく、能力や経験とか け離れた程度の低い仕事を命じる、仕事を与えない
6.個の侵害
私的なことに過度に立ち入る
パワハラはなかなか一筋縄でいかない問題で、本人のメンタルが弱ってそのまま泣き寝入りしたまま退職する場合もあります。
僕もうつ病で退職した原因にパワハラがありました。
僕の個人的な意見としては、証拠を残しておけばよかったと思っています。
今はとても後悔しています。今もフラッシュバックのように思い出して辛い思いをしています。
なぜ、職場で罵倒されたり、暴言をはかれなければならなかったのか。
今も上司は普通に仕事をして普通に生きているわけです。
それが許せません。
そんなフラッシュバックがあるならば、証拠を持って訴えたりすれば少しは気が晴れたでしょう。
しかし、証拠をとっていなかったので何もすることができず、ただただ辛い思いをしています。
・職場の人に挨拶や業務のこと以外無視されている
何か原因があって無視をされている場合は、その原因を解消すればいいでしょう。
自分でなにかできないか考えてみるのは有効な方法です。
人間関係は一筋縄ではいきませんが、時間をかけてじっくりやればいずれ解消できるはずです。
しかし、原因がわからない場合は厄介ですね。
その場合は、仕方がないのでスルーしましょう。
そもそも会社は友達を作りに行く場所ではありませんよね。
会社はお金をもらう場所で、一緒にいる人間はたまたまそこに居合わせただけの人たちです。
別に無理に共通の話題を見つけて関わりを持たなくてもいいわけです。
ただし、業務に支障が出るレベルでの無視の場合は上司に相談しましょう。
・職場や外部に関わりたくない人がいる
無視はされないが、関わりを持ちたくない人っていますよね。
好きじゃない人、嫌いな人、面倒な人、生理的に苦手な人、様々いますよね。
適度な距離をとったり、スルースキルがあればいいのですが、それが難しい場合もあると思います。
その場合は、思い切って部署の異動を申請するのも手です。
ただ、集団で仕事をする上で、こういった人たちはどこにでもいるので100%回避することは難しいでしょう。
したがって、適度な距離をとる、スルースキルを身につけるのが一番です。
精神的なことでできる対処方法
・休日も仕事のことが頭から離れない
会社に行きたくないと、せっかくの休日も「仕事のことで頭がいっぱい」という状態になってしまいますよね。
僕もそうでした。
休日前日は「明日から休みだー!ゆっくりしよう!」と思っていても、いざ休日になるとそんな余裕がなくなりました。
「次はあれをやらなくちゃいけいな。」
「あの案件の上司のチェックは大丈夫かな?」
「来週は苦手な人に会うんだよな…。気が重い…。」
「ノルマが達成できるか不安…。」
他にもいろいろなことが頭の中をぐるぐるしていました。
そんなとき、どうすればいいのでしょうか?
答えをいくつか紹介しますね。
【好きなことで予定を入れて忙しくする】
ちょっと変な言い方ですが、「頭の中をあなたの好きなことでいっぱいにすればいい」のです。
あなたの好きなことはなんですか?
趣味はありますか?
お気に入りの場所はありますか?
それを朝から晩までスケジュールに入れるのです。
何も予定がなければ、考えることは仕事のだけですが、どこかにでかけて楽しいことをしていれば、頭の中は楽しいことばかりです。
「考えなきゃいけないことがあるし、そんな余裕はないよ」と思うかもしれませんが、案外そんなことないんですよ。
没頭できるほど忙しく遊べばいいんです。
【運動】
運動も仕事を忘れるためには有効な手段です。
ランニングや散歩をするといろいろな雑談が浮かんでは消え、浮かんでは消えというループを繰り返します。
だんだんと仕事のこと以外も頭に浮かび、また頭が整理されます。
「疲れた身体にムチ打ってまで運動したくないよ!」と思うかもしれませんが、
運動自体もストレスを解消する手段として科学的に認められているので、本当におすすめです。
僕も田んぼのあぜみちを歩いてリフレッシュしていますが、散歩のあとは気持ちがスッキリしてブログ記事がはかどったりします。
【美味しいものを食べる】
美味しいもの、好きな食べ物って幸せにしてくれますよね。
あなたの好きな食べ物はなんですか?
食べたことのない美味しいと評判のお店にも足を運ぶのもよいですね。
【友人と遊ぶ】
友人を誘ってどこかに遊びに行きましょう!
くだらない話をたくさんして、笑って楽しく過ごせば仕事のことが頭から離れますよ。
・なんとなく
なんとなく会社に行きたくない日ってあると思います。
特に理由なんてないのに、とにかく行きたくない。
そんなときは思い切って休んでしまいましょう。
そしてどこか落ち着ける場所にいって、とにかくぼーっとしましょう。
山や海、川などの自然がある場所なんかがいいかもしれませんね。
なければ公園やお気に入り位の場所でもOKです。
あとはこの「なんとなく会社にいきたくない」という気持ちを整理してみましょう。
紙に「なぜ会社にいきたくないのか?」ということを箇条書きで10個、20個とたくさん書き出してください。
たくさん書くことで言葉にできていなかった理由が出てくるはずです。
「あー、自分はこういう理由で会社に行きたくなかったんだな」というのが見えてきます。
もし、見えてきたものが対処できるものであれば対処の準備をするといいですね
・会社が怖い 胸がぎゅーっとなる
僕自身もこのケースでした。
上司だけでなく会社自体が怖いし、会社に行くことを考えると胸がぎゅーっと掴まれたような感覚になりました。
頑張って出社して、上司に話しかけられると心臓がバクバクしました。
仕事でミスしたときやノルマが思うよう達成できず「あとで怒られるんだろうな」と考えると、ここでも胸がぎゅーっとなりました。
この状態は危険だと思います。
なぜなら、うつ病の僕と同じ症状だからです。
ここは心療内科を受診することをおすすめします。
また、うつ病は根本の原因を断たないとよくならないので、会社を辞めることを強くおすすめします。
「生活があるから辞められないよ」と思うかもしれませんが、僕のように廃人になって何年も寝たきりになったり、よくなっても普通の会社で働けない状態になるよりは、今辞める方が断然マシです。
まずは一刻も早く心療内科に行って医師の診断と判断に従ってくださいね。
・甘え・逃げではないかと思ってしまう
会社に行きたくないと思うことを
「自分は甘えているんじゃないか」
「逃げているだけなんじゃないか」
と思うかもしれません。
他にも
「情けない」
「幼稚な考え」
などと感じるかもしれません。
しかし、繰り返しになりますがほとんどの人は、大なり小なり会社に行きたくないと思っています。
だからあなただけではないんですね。
その気持は身体からあなたへのある種のサインです。悲鳴です。
動物は危険を察知すると、本能的に逃げるようにプログラムされています。
自然界では逃げないと命に関わるからです。
でも人間界では、「逃げ=恥」などと意味不明の価値観や空気が蔓延(まんえん)しています。
当時の僕は逃げませんでした。
逃げるなんて言語道断だと思っていました。
だけど、今思えば逃げるべきでした。
身体を壊してしまっても会社は何もしてくれませんでした。
会社のために頑張ったのにクビにされました。
あなたにはそうなってほしくないのです。
だから、逃げとか甘えなんかではないということは心にとどめておいてほしいのです。
・休み明けや月曜が憂鬱でしかたがない
休み明けや月曜の朝って憂鬱で会社に行きたくない度はMAXですよね。
ブルーマンデーとも呼ばれています。
日曜の夜に向けてだんだんと憂鬱になって「一生、日曜日が続けばいいのに」って思っていました。
月曜の朝は「今日が月曜じゃないといいな」とかわけのわからないことまで考えていました。
そういう意味不明な思考回路になる前にできることはなんでしょうか?
それは、「休み明けの楽しみを作ること」です。
月曜日は
・普段は食べない贅沢なランチに行く
・仕事終わりにお酒を呑む
ちょっとしたご褒美に近いかもしれません。
それと、出社してしまえば少し気がラクになりますよね。
さらに火曜になれば普段通りの生活になります。
ということは月曜の朝さえ乗り越えれば、一週間乗り越えられるということです。
であれば休み明けの朝だけ頑張ればよいと思いませんか?
ちょっとだけ頑張ってみましょう。
・天候が悪いと会社に行きたくなくなる
天気が悪い日、特に雨なんか降ると憂鬱で外に出たくないですよね。
特に仕事に行く日はそう思います。
僕もそう思っていて、友人と話したときに
「俺は雨の日グッズを贅沢なものにしている」
「そうすれば雨の日はお気に入りのアイテムを身につけられるから悪天候が少し楽しみになる」
という話を聞いたときは「なるほどなー」と目から鱗(うろこ)が落ちました。
彼は高い傘や雨の日用の靴を用意していたのです。
そういう楽しみがあると天候が悪くても楽しみ出社が楽しみになるはずですよ。
日々の体調ややる気を維持する方法
・ストレスと付き合うという意識
そもそもストレスは何のためにあるのかご存知ですか?
それは危険を回避するためにあるものです。
強いストレスを感じたとき、それは記憶に強く残り、何度も思い出してしまいます。
それは現代に生きる僕たちにとっては不都合ではありますが、何十万年前の人類にとっては非常に重宝されるものでした。
というのも、「昨日行ったヤブに猛獣がいた」ということを覚えていないと、今日また同じ場所に行ってしまい
もしかすると襲われて食べられてしまうかもしれません。
でも、ストレスを感じ、記憶しておけば「あそこのヤブには近づいてはいけない」と学習ができるわけです。
だからストレスは危険信号として、僕たちに必要なものなのです。
しかしながら、現代社会においては猛獣など身近にいるものではありません。
でも仕事のストレスも危険信号です。
ストレスをはなくてはならないもので、ゼロにしたら大変なことになってしまいます。
であれば、「ストレスは危険を知らせてくれるもの」と思えばよい付き合いができるはずです。
ただストレスをためることはよくないので、適度に解消するようにしましょう。
・日々のモチベーションを維持する工夫
仕事に対してのモチベーションを維持することは、今後も仕事と付き合う上で非常に大切です。
どのようにモチベーションを維持すればいいのでしょうか?
たくさんありますが、こことでは僕個人が非常に役立った方法を2つ紹介します。
1:内的動機付け
人は金銭よりも成長に対してモチベーションを発揮します。
金銭的なものでモチベーションを上げても、それは一時的なもので長くは続きません。
お金はもらえれば嬉しいですが、もらい続ければ「当たり前」の感覚になってしまいます。
一方「成長」というテーマはずっとモチベーションを維持できる動機になります。
・成長すればいまよりも出世できる
・成長すればいまよりもたくさん稼げる
・成長すれば転職も有利になる
・成長すれば一生もののスキルが身につく
そう思うとずっとモチベーションを維持できると思いませんか?
であれば日々の仕事で成長できるチャンスがないかを探すのは非常に有効な方法です。
もし成長する方法がわからなければ、仕事ができる同僚や先輩、上司に相談すると明確化されるでしょう。
同時に「こいつは成長意欲があるんだな」と高評価をもらえますよ。
・楽しいなと思えることを探す
「人は何のために働くのか?」ということを考えたことはありますか?
「生活のためにしかたなく」ではないですよ。
人生を楽しむためにお金を稼ぐ、が正解です。
家族や恋人との大切な時間のため
友人との楽しい時間のため
趣味や美味しいものを食べて時間を充実させるため
これらのために稼ぐのです。
生活のためではありますが、それだけだとなんの楽しみもない人生になってしまいます。
だから、今一度なんのためにお金を稼ぐのか自問してみてください。
・泣く
泣くことはストレス解消に非常に有効な方法として科学的根拠があるものだそうです。
泣くことによって、自律神経の副交感神経を刺激して強制的にリラックス状態にしてくれるからです。
難しい言葉が出てきましたが、要するにスッキリするってことなんです。
それが科学的に認められている、そういうことなんですね。
泣くとスッキリしませんか?
泣ける本や泣ける漫画、泣ける映画を鑑賞することをおすすめします。
そういえば、探偵時代のできる営業マンと話していたのですが、彼は睡眠時間が極端に少ないけれど頭脳明晰でした。
何か秘訣はあるのか?と訪ねたところ、「どんなに遅く帰っても毎日映画を見て泣く」と言っていました。
今思えば、彼は無意識のうちにストレスコントロールをしていたんですね。
気分が乗らなかったり心のモヤモヤを解消する方法
・モヤモヤを言葉に出来ない場合は会社に行きたくない理由を整理してみる
ここまであなたの心のモヤモヤを言語化してきましたが、まだモヤモヤしている場合は、
ご自身でモヤモヤが何かを探る必要があります。
とにかく紙に書く、些細なことでいいので、心に引っかかっていることを紙に書き出すことが重要です。
そして、それらをグルーピングしてください。
そうすれば、大まかに「こういうことでモヤモヤしていたのか」ということが視覚化できるはずです。
・信頼できる人に相談する
自分一人では、良い答えにたどり着けるとはかぎりません。
そういう場合、誰かに相談することをおすすめします。
その際、デリケートな問題なので信頼できる人に相談するのがベターです。
例えば家族や親友などです。
きっと親身になってアドバイスをくれるでしょう。
相談のコツは、前もって「○○ということで相談がある」と伝えておくことです。
親友なら、ご飯を奢る等のフォローもしておくと今後の関係も良好になるでしょう。
・ネットで相談する
家族や親友のように親しくない人に相談するのも有効な方法です。
なぜなら、無責任で遠慮のない回答は本音の場合があるからです。
発言小町、5ch(旧2ch)、Yahoo!知恵袋、教えてgoo!、OKwaveなどが有名ですね。
親しい人ほど、気を使ってあなたを傷つけないような回答をする場合があります。
それは優しさであり悪いことではありませんが、時として欲しい答えをもらえないことがありますよね。
でもネットなら他人なので遠慮はありません。
ズバズバと回答してくれるでしょう。
ちょっと覚悟は必要かもしれませんね。
・いつでも会社を辞められる準備をしておく
今の会社を辞める・辞めないどちらにせよ、いつでも退職できるよう準備しておくことは精神衛生上とてもよいことです。
準備は3つあります。
1:三ヶ月後に辞める前提で退職届を書く
退職届を書いて机の中に潜ませておくことだけで、心が軽くなります。
そして三ヶ月だけ頑張ってみる。
なぜなら退職届を書いた時点で、会社から一歩引いた目線で働けるようになり、
意外と給料がいいな、あの人はしっかりフォローしてくれる人なんだな、
という会社のいいところや、上司の人間性が問題で出世が見込めない等の悪いところなど、いい面・悪い面両方がが客観的に理解できるようになるからです。
距離をとることで正しい判断ができるのです。
そうすれば、会社を辞めるべきなのか、続けるべきなのかが判断できますよね。
精神科医の樺沢紫苑先生が発言していて、なるほどと思いました。
2:スキルを身に着けておく
いざ転職しようとしたときに、何もスキルがないと転職活動時に困りますし、転職できたとしても待遇が悪くなる可能性がありますよね。
それを回避するためにはやはりスキルを身に着けておくことが重要です。
例えば資格を取得したり、仕事での実績を作ることです。
地道にコツコツやれば自信にもつながりますよ。
3:金銭的準備をしておく
一番気にするべきで気になるところはお金ですよね。
辞めるにしても生活しなければならないので、最適源の生活費はほしいですよね。
また、準備不足や無計画なまま退職するのはNGなので、金銭的余裕を持って辞めるべきです。
では、一体いくらあればいいのでしょうか?
答えは今の生活を半年維持できる分の貯蓄があればOKと言われています。
しかしながら、20万円としても半年分は120万円とかなりの金額ですので、ここは失業保険も視野にいれましょう。
失業保険は3ヶ月出ますので、貯蓄も3ヶ月に設定しておけば60万円ですみます。
これくらいの金額なら頑張れば貯められそうな金額ですね。
対処できない場合は新しい道を探すのもよい
原因と対処方法を見てきましたが、今在籍している会社ではどうしても
限界があるという場合があると思います。
その場合は、「思い切って仕事を辞めてみる」というのもよい決断です。
うつ病になってしまった僕の経験から、その決断は早ければ早いほどよいと思います。
世界は広い。あなたらしい生き方をしてもいい。
「会社を辞めるにしても転職先が見つからないし…。」
「まだ心の準備ができていないし」と思っているあなたにお伝えしたいことがあります。
それは、世界は広いということです。
人生にはいろんな選択肢があってもいいのです。
実は近年、会社以外で収入を得て生計を立てている人が増えています。
フリーランスや自営業と呼ばれる方ですね。
しかも在宅ワークです。
在宅ワークのいいところは、嫌な人と顔を合わすことなくストレスフリーで仕事ができることです。
今はインターネットを利用すればカンタンに仕事が見つかる時代です。
例えば、ランサーズやクラウドワークスといった在宅ワークを斡旋してくれるサービスが有名で便利です。
ここで見つけた仕事だけで月収30万円以上稼ぐ人もいます。
「特別なスキルなんて無いし!」と思うかもしれませんが、
例えば「ライティング」というお仕事なら比較的カンタンにできる仕事で需要もかなりあります。
実は僕もうつ病が治っていないので在宅ワークをして生計を立てています。
僕の場合は、「アフィリエイト」という仕事をしています。
アフィリエイトは、インターネット上で商品を販売する代理店のようなもので、いやらしい話、普通のサラリーマンの平均年収の3倍以上あります。
在宅ワークなので自由な時間もたっぷりあります。
僕は健康を損ねてしまっているので、あまり遠出はできないし、遊べないのでお金が貯まるばかりですが、
健康なあなたなら、自由を満喫できると思います。
無理をして会社に勤めるよりも、
自由に生きて、いろんなところへ行ってたくさん遊ぶ、大切な人との時間をたくさん持つ。
そんな人生もいいと思うんです。
人生は幸せに生きるためのものですからね。
この記事があなたのお役に立てたならとてもうれしく思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。
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