現在勤務している企業がサービス残業続きだったり、もしくはあなた自身が多趣味で自分の時間をより充実させるために、仕事は定時に切り上げたいなど、理由はさまざまですが出来ることなら残業のない仕事に就きたいと思う方は多いでしょう。
基本的に定時に帰れる仕事は、この日本では数が少ないのはあなたも薄々お気づきでしょうが、そんな中でも選りすぐりのお仕事をご紹介していきましょう。
定時で帰れる仕事といえば!?きっちり定時上がりの仕事5選
フルタイムで働いているのであれば、17時にぴったり帰社できる仕事ということですが、現在は仕事の形態もさまざまです。
いわゆるブラック企業のようなところに、間違って就職しないよう、あらかじめ定時で帰れそうな仕事を事前に知っておくと、転職探しの時間短縮になるかもしれません。
きっちり定時上がりの仕事をご紹介します。
・大工などの建設業
基本的に夜は仕事にならないからという理由ですが、あまり大きい企業に入社すると異動で残業のある部署に配属された、なんていうことがありえます。
個人の住宅を作っているような大工さんは、日没とともに仕事を終了させなければならないお仕事のようです。
・外資系企業
日本の企業より残業に対しての考え方がシビアです。
時間内に仕事が終わることが仕事に対する処理能力があると見なされるのです。
こちら側のスキルが高くないと定時では帰ることができないし、社内での信用も下がってしまうでしょう。
・派遣社員
派遣会社との契約は時間で労働契約しているため、普通なら残業はありません。
また、事務系の派遣社員だとさらに定時で帰れる人が多いようです。
・警備員
警備会社に入社し、必要な研修を受けて警備員になりますが、休憩時間や帰社時間は常に決まっています。
実は知り合いが警備員をしているのですが、予定より早くに帰ってくることはあっても、残業をしているのは聞いたことがありません。
確かに残業はないですが、警備する場所によっては、もともと勤務時間が不規則ということがありますのでご注意ください。
・司書
専門の資格が必要ですが、本が好きな方におススメなのが図書館司書というお仕事です。
本や資料の管理でデスクワークがメインですし、フルタイムの時間(9時〜17時)でほとんど残業もないようです。
ルーティンワークが多いイメージですが、本を借りに来る方々とのコミュニケーションも取れます。環境的に落ち着いて仕事ができるでしょう。
どれも割と個性的な仕事の数々ですが、興味の湧いた職業はありましたか?
定時で帰れる仕事の特徴は!?どんな業種業態が多い!?
定時で帰ることができるということは、あまり突発的な仕事がなく単調な作業をする仕事がいいように思います。
上記の仕事以外にも、製造業の生産ラインもその一つです。
単調な仕事は集中力も必要ですし、何より飽きてしまうような性格では務まりません。与えられた事を淡々とこなす仕事です。
ですから定時にそのまま終了させることは容易であると思います。
1日の目標が定められているような企業では、もしかしたら少し残業の可能性も否定できませんが、どちらにしてもサービス残業が何時間もということにはならないでしょう。
僕は昔アルバイトですが引越し屋さんで働いたことがあります。
建設業など力仕事が基本の職場はもしかしたらそうなのかもしれませんが、チームのリーダーが12時ちょうどに「それでは手を止めて」とお昼ご飯を食べるように言われて、そこからしっかり1時間お休みをしました。
僕の中で驚いたのは、それまではキリのいい所でご飯にしましょうと言われるのではなく、何があっても12時には手を止めてご飯を食べるということです。
何となくお客様に悪いような気がしてしまったのを覚えています。
しかし、そういうメリハリがあった方が仕事は捗るのかもしれません。
それから、事務職でもバイト経験がありますが比較的定時で帰ることができる職種かと思います。
日々の仕事のルーティンも決まっていますし、日によって仕事のボリュームが違うこともありましたが(支払日や給与日の前後など)、自分が日中怠けてスローペースな仕事をしていなければ、きちんと定時で帰ることができると思います。
ちなみに経理事務で働いていたのですが、月末月初は特に忙しくてそこだけは残業していることもありました。
逆に月末月初に定時に帰れるようになると「一人前」として上司接してもらえる空気がありました。
自分のスキルと定時に帰れるかどうかは密接に関わっていると思います。
定時で帰れる仕事に転職するなら!?求人情報のチェック方法とは!?
転職するのが当たり前の今日、どのようにして新天地を探すかというのは重要な所です。
ただ漠然と求人情報を見ていたのでは、なかなか気になる会社を見つけるのは難しいでしょう。
まずは現在の勤務状況や条件を書き出して見てください。
今より条件が悪いところなら転職する必要もありません。
定時に帰ることができるからといって、今よりずっと給与が安かったら、それはいずれ不満の種となってしまいます。よく条件を見極めておきたい所です。
実際に求人情報を見る際には、インターネットで多数のサイトがあるのでさまざまな条件を絞って検索をかけることができるでしょう。
しかしながら、定時に帰ることができることを前面に出している場合はなかなか見つけるのは難しいかもしれません。
ある程度業種や職種を自分でできるものに絞り込んで探していきましょう。
また、「思い立ったが吉日」ではありますが、あまり先を急ぐと良い条件の企業を見落とすことになりかねません。
じっくり見定めて、エントリーできるものであれば、とりあえずエントリーしてみる。
妥協が必要な企業は、我慢して次の機会を待つなどの冷静さも必要です。
「幸運の女神には前髪しかない」という言葉があります。
幸運の女神には後ろ髪が無くて、向かってくるときに掴まないと通り過ぎてからでは幸運を掴み取ることはできないという言葉です。
いろいろ探してみて定時に帰ることが出来そうな、好条件の企業を見つけた時には、思い切って行動に移してみましょう。
それは「幸運の女神」の前髪かもしれません。