早期退職。
それは会社の経営が上手くいかず、リストラ目的で希望退職者を募り、早期退職する者には、退職金を多めに支払うなどの有利な条件を設けた退職制度・・・

 

というネガティブな意味合いが強かったですが、今は違います。

 

退職する年齢を選べる企業もあれば、自分の意志で退職をする人もいます。

「50歳で会社辞めちゃうの?もったいないよ!」
確かに、50歳で辞めるのはリスクを伴う事でしょう。

 

でも、事前にしっかり準備をし、貯蓄などもあれば十分可能な事ではないでしょうか。

「安定=幸せ」という時代は終わりました。

 

会社勤めであったとしても、今後どうなるかなんて分かりません。

それよりも、これからはあなた自身がどんな人生を送りたいか、じっくり計画をたて、実行に移す事ができた人が幸せになる時代です。

 

1度きりのあなたの人生です。

今まで経験してきた事を糧に、ありのままのあなたで挑戦してみませんか?

まずは、早期退職した場合に、生活するためにはどれくらいのお金が必要なのか、一緒に確認していきましょう。

 

早期退職をするメリットとは

早期退職の最大のメリットといえば、やはり「自由」になる事ではないでしょうか。

組織のしがらみや、面倒な人間関係からも解放され、好きなように生活できます。

独立して新しい事に挑戦するのもいいですし、好きなタイミングで旅行に行ってもいいわけです。

今まで、せわしなく過ごしていた日々が嘘のように、ゆったりとした時間が流れることでしょう。

日々のちょっとした変化にも気付くようになるのも、心にゆとりがあるからこそではないでしょうか。

 

「50歳で退職するなら貯金は〇万円必要」は本当か

公益財団法人 生命保険文化センターの調査によると、老後に夫婦で生活するために必要な最低金額は月22万円と言われています。
(参照:http://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/oldage/7.html)

 

もし、ゆとりのある生活をしたいのであれば、月35万必要になります。

 

 

では、50歳に早期退職したとしましょう。
そして、80歳まで生きるとして、残りの寿命があと30年と仮定します。

 

30年×12ヶ月=360ヶ月
360ヶ月×月35万=12,600万円

 

なんという事でしょう!

ゆとりのある生活をするとなると、単純計算で1憶2600万円も必要になります!

こんな大金を、50歳までに用意するのは現実的ではありませんね。

 

なぜなら、老後は今のようにアクティブに動く事は難しく、退職金や年金ももらえるはずです。

月々の生活費も年を重ねるごとに減っていき、夫婦で月27万程度まで下がると思われます。(それでも、1憶近くはかかる計算になります)

 

ただし、50歳で早期退職するという事は、

厚生年金の加入期間も短くなる事になりますので、年金はあまり期待しない方がいいでしょう。

 

退職する前に考えておきたい「お金」のコト

さきほどお話した通り、厚生年金の加入期間が短くなりますので、当然の事ながら、もらえる年金受給額は大幅に下がります。

 

それ以前に、奥様が扶養範囲内(年収103万以下)で働いているようであれば、「第3号被保険者」から「国民年金」に加入が必要になります。

そのため、夫婦共に60歳まで「国民年金」に加入する必要がでてくるため、その分、毎月お金がかかる事になります。

 

国民年金 月額16,340円(平成30年現在)
(参照:http://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150313-02.html)

16,340円×(10年X12ヶ月)=1,960,800円
1,960,800円×2人分(夫婦)=3,921,600円

 

「国民年金」に限らず「国民健康保険」の加入も必須です。

国民健康保険は、年収やお住いの市町村によって金額が変わります。

各市町村の公式HPで確認するか、市役所に電話等で聞いてみて下さい。

 

そしてこの国民健康保険。

結構かかりますので、甘く見てはいけません。

 

お住いの地域にもよりますが、50歳以上で夫婦二人分(東京住まい)となれば年11万以上はかかります。収入が全くなくても、これぐらいは覚悟しておきましょう。

 

国民健康保険 年約110,000円×10年=1,100,000円

国民年金3,921,600+国民健康保険1,100,000=5,021,600円

 

50~60歳までの10年間、生活費以外に約500万かかる事になります。

もちろん、国民健康保険は、年金を受け取るようになってもずっと支払うものです。

そうでないと、病院が利用できなくなってしまいますからね。

 

そして、早期退職するにあたり、住宅ローンが支払い終えている、子供の養育費の見通しがついている事も絶対条件といえるでしょう。

 

50歳で退職してからも生活していくためには

1番理想的なのは、貯蓄と年金だけで暮らしていく事でしょう。

ただ、それまでに大金を用意するのも大変ですし、せっかく早期退職して自由になったのに、お金がカツカツで日々が楽しめないとなったら本末転倒です。

 

 

まずは、早期退職する前から「投資」を学び、練習しておくべきです。

リスクはありますが、銀行に預けておいただけではお金は増えませんし、利子など微々たるものです。

月何万かで構いません。

自動的に預金が増える仕組み作りをしておくといいでしょう。

 

・ⅰDeCo(個人型確定拠出年金)
・つみたてNISA
・株式投資
・投資信託

 

他にもたくさんあります。興味のあるものから投資の練習をしておきましょう。

なぜなら、投資は長い目で見る事が大事ですし、

初心者がやってすぐに儲かるものなどありません。

毎月使う金額を決めて、実践して慣れておいた方が楽なはずです。

 

自分の本当にやりたいことに向き合ってみる

10代の若い頃は、「50歳」と言うと凄く老けている印象がありました。

でも、実際はどうでしょうか?

色んな人生経験をし、ある程度の事では驚かなくなり、何事もどっしりと落ち着いて対応できる良い年齢と言えるのではないでしょうか。

 

確かに、体の衰えはあるかもしれません。

でも、気持ちまで老け込む必要などないはずです。

あなたが、まだまだ挑戦したいと思う気持ちがあれば、いくらでも挑戦できるはずです。

もちろん、リスクのない挑戦などありません。

でも、現状維持を選べば成功などは絶対にありえません。

 

あなたは、早期退職をしてやりたい事はありますか?

 

今や人生100年と言われる時代です。50歳なんてまだ折り返しです。

世間体や、お金の事など気にせず「何でもやっていい」と言われたら、あなたは何をしたいですか?

 

40歳~50歳で独立し、成功している人もたくさんいます。

むしろ、独立するなら適齢期と言えます。

何か学びたい事があるなら、若い子と並んで授業を受けても何ら問題はないはずです。

過去の栄光にずっとしがみついているより、よっぽどポジティブで素敵な事です。

失敗したとしても「そんな事もあったな」と若い世代に笑って話せる人の方が、ずっとカッコイイ人生と言えるのではないでしょうか。

何歳になっても挑戦するバイタリティがあるなんて、心から尊敬しますし、何歳になってもそういう気持ちをもっていたいものです。

 

さいごに

「早期退職」という言葉が頭に浮かんでいるあなたは、何かしらの勝算があるから悩んでいるはずです。

それをぜひ、実行に移してください。

そうすれば世界は広がり、「今が1番幸せ」と思える未来が待っているはずです。

そして、その経験をぜひ、若い世代に話してあげて下さいね。