ヤフー知恵袋を見ていたら、「就活が始まるけど、本当は働きたくない」という大学生の質問がありました。
大学生時代の僕の就活はちょっと特殊だったので、普通に就職した人とは違う価値観、考え方を持っていると思います。
そんな僕の意見と周りの反対に負けずに新卒カードを捨てた友人の話をしたいと思います。
そもそも就職ってお金を稼いで生きるための手段に過ぎない
言葉では言い表し難いのですが、「就職する」ということに対して、大学生だけでなく社会全体が重く考え過ぎている気がします。
「就職する」ってことを、もうちょっとラクに捉えてもいいのではないかと思っています。
なぜなら、「就職する」というのは、生活するための、ただの手段だからです。
無理する必要はない
「就職する」って聞くと、「我慢して働く」、「自分の価値観や信念を押し殺して働く」、というイメージがあると思います。
で、本当はみんな自分の価値観や信念を押さえつけて我慢して働いています。
それを40年以上続ける。
本当はそんなことをしたくないんです、でも働いているという矛盾。
だけど、誰もが自分のことを否定したくはありません。
だからみんな、「我慢して働く」、「自分の価値観や信念を押し殺して働く」ということを肯定的に捉えようとします。
これを心理学で認知的不協和と呼ぶのですが、自分の中で矛盾が生じると、どうにかして辻褄を合わせようとします。
だから「働く=我慢」を肯定し、「就職したくない」という考えの人たちに対して「甘え」だとか、「そんなんじゃ社会じゃ通用しない」とを否定するんだと思います。
それが社会全体に広がり、そういう風潮になっていて、卒業と同時に就職しなくてはいけない世の中ができあがっているんじゃないかと思います。
でも「就職する」ことが生活するためのただの手段であるならば、他の手段でもいいわけで、要は生活ができて幸せに人生を送れるかどうかです。
でも自分の価値観や信念を押し殺して就職をして40年も働く人生に何か意味はあるんでしょうか。
死ぬときに
「あー我慢して最高に幸せな人生だった」
と言えるんでしょうか。
きっとそうならないと思います。
だったら「就職する」以外で働く道を探すのは悪いことではないはずです。
就職しないと恐怖を感じるのはなぜ?
とは言え、「そんなに簡単なことではないし」、「夢物語」だと思うでしょう。
実はそんなことはありません。
今まで生きてきた中で、働くことは「学校卒業⇒就職」以外のことを考えずにいただけです。
他にも道がありますし、みんなほかの道があることを知っています。
「学校卒業⇒就職」という常識を植え付けられているから、他の道に恐怖を感じたり、他の道に行く人に、「あいつ大丈夫かよ」、「世の中舐めすぎ」などと思うでしょう。新卒カードを失うのも怖いはずです。
これも認知的不協和の一つです。
新卒カードを捨てたけどなんとかなった友人の話
実は結構なんとかなるもんなんです。
ネイルサロンを開業した友人がいます。
女性ではなく男性です。
彼は就活をしないで、社会勉強をせずいきなりネイルサロンを開業をしました。
「社会を見てない人間が成功するわけないからやめとけ」とか、「男のくせにネイル詳しくないだろ、絶対失敗するわw」と否定的な意見を本人に直接言う人も入れば、陰で言う人もいました。
確かにその通りでした、社会人経験もしたこともなければネイルのことも詳しくない、というか興味もない、儲かるらしいよと聞いただけという状態。
でも彼は始めました。
資金集め(借入)から、不動産巡り、材料の仕入先、店舗の内装やらなんやら、調べたり人に聞いたりして自分でやってました。
スタートした時はなかなか軌道に乗らず、運転資金に苦しんでさらに借入をしました。
その時も周りの否定的な声はさらにひどくなりました。
そんなときに彼の仕事が急に軌道に乗り始めました。
ネイルに加えてまつげのエクステも施術できるようにしたんです。
ネイルは指10本、好みのデザインも人それぞれで、使う材料も違うため、一人に対して時間がかかります。
時間がかかるということは人件費(固定費)が大きくなることです。固定費って資金繰りで一番大変な部分です。
一方、まつげのエクステは目は2つ、やることは糊(だったかな?接着剤だったかな?)で植えるだけとシンプルだから圧倒的に時間がかからないからたくさんのお客さんに対応できるため、売上が上がります。
お客さん一人あたりの人件費(固定費)が安くなるってことでもあります。
そしてネイルの材料に比べて仕入れコストも安いから利益率も高い。
色々と試行錯誤の期間や苦しんだ期間はあったけど、ネイルだけに拘らずに新しいサービスを加えて軌道に乗せました。
周りの掌返しはすごかった。。。べた褒め。
今は店長を雇って、本人はサロンの開業コンサルをしたり、施術する人になりたい人のためのスクールの運営をやっています。
彼とはたまに会うのですが
彼はよく
「就職して一生愚痴を言い続けるより、一時的に大変だけどやって失敗する方が納得できる人生だと思う」
「失敗しても挽回できるし、なんとかなるというか、なんとかするでしょ」
って話をします。
僕は本当にそうだよなぁって共感します。
でもちょっと彼はリスクを取りすぎたと思います。
やりたいことであれば大きなリスクを取っても、失敗したとしても自分を納得させることはできるでしょう。
彼は「儲かるらしい」という理由で興味もないネイルサロンを始めました。
それは悪いことではないけれど、他にも手段はあったと思います。
今ならインターネットビジネスです。
その中でもアフィリエイトが一番よいです。
なぜなら元手数万円で始められるからです。
お金儲けだけが目的なのであれば、数百万の資金が必要の上、毎月の固定費を支払うとなると効率が悪いですよね。
だから低リスク、低コストのアフィリエイトがいいわけです。
もし、あなたがこれから就活をする大学生で、本当は働きたくないと思っているなら、自分の価値観や信念を押し殺さず、自分の行きたい方向へ進むのがいいと思います。
リスクを取り過ぎなければ失敗なんて何ともありません。
将来というか人生のことを真剣に考えると答えが見つかると思いますよ。
特にやりたいビジネスが無い場合はアフィリエイトがおすすめですね。