全く耳馴染みのない言葉が、社会には非常に多くあります。

そのなかでも、特に今後私たちの生活に関わってくる可能性がある

 

“確定拠出年金”。

 

突然、会社から「年金から確定拠出年金に切り替えます!」と報告を受け
戸惑った方もいるかもしれません。

 

「もうすぐ退職なのに、退職金じゃなくて確定拠出年金になる!?
それってどういうことだ?調べてみたけど、説明が難しすぎる!!」

 

それもそのはず、この確定拠出年金が生まれたのは平成13年。

全国的に浸透してはいるものの
機会がなければ全く知らない、というのが現実です。

 

それでは、確定拠出年金はなんなのか。よく比較される“退職金”との違いは何か。
また、確定拠出年金を受けるのにはどのような資格が必要なのか。
これらについて、分かりやすくご説明したいと思います!

 

確定拠出年金とは?

知らなかった人には、驚きの事実ですよね。
わたしたちが日常的に、言葉として使う“年金”には
“国民年金”と“厚生年金保険”、そして“国民年金基金”の3種類があるんです!

 

それらに加え、新たに登場したのが“確定拠出年金” です。
欧米の個人年金制度というものを基盤として、新たに作られました。

 

 

確定拠出年金に加入した企業、または個人の加入者は
毎月同じ額の掛け金を運用することになります。

支払った掛金を積み立てることで運用して得られた給付金が、
老後の蓄えとして将来的に自分に戻ってきます。

 

 

そのため、運用の結果次第で将来受け取れる年金の額は違ってくるというシステムです。

自分専用口座に、退職金をどんどん貯めていくことで、年金運用するイメージ
といえば、分かりやすいでしょうか。

 

人よりちょっと余分に貯金する、というイメージに近いです。

 

確定拠出年金と退職金の違いは?

退職金との大きな違いは、
企業が倒産しても、退職金を確実に手にすることができる、ということです。

 

企業が倒産した場合、社員は退職金を支払ってもらえないケースが多くあります。
お金がなくて倒産するのですから、当然といえば当然ですよね……。

 

このご時世、どんな大企業でも倒産する可能性を秘めています。
ですので、自分のお金は自分で守る、いうことで確定拠出年金が活用されるのです。

 

 

確定拠出年金制度に加入すると、退職金としてもらえるはずのお金が 確定拠出年金用の口座に振り込まれていくイメージを持ってください。

これは、企業が手を付けることができない口座です。

 

退職金の場合は、企業が管理する口座に振り込まれていくイメージですよね。
確実に、退職金を手にしたい人にとっては、非常に安心できる制度といえます。

 

 

また、毎月一定の額を積み立てることができるので、
自分がもらえる退職金の総額を予想することができます。

 

退職金の場合は「オレの勤続年数諸々考えて、だいたいこのくらいかなあ…」と

 

なんとなく予想し、予想外に低い……といった場合もよくあります。
退職金の金額が分かると、セカンドライフの計画を立てやすいですよね。

 

 

さらに、積み立てたお金は、自分の好きなように運用できるのも魅力的ですね!

ところが、確定拠出年金制度に切り替える前に知っておきたい点もいくつかあります。

 

まず、中途転職の可能性がある人は、注意してください。
確定拠出年金制度は、転職した場合も、転職先の企業に引き継ぐことができます。

 

しかし、転職先が確定拠出年金制度を実施していなかった場合は、
これまで加入していた“企業型確定拠出年”から、“個人型確定拠出年”へと変わります。

 

個人確定拠出年になると、手数料がかかります。
せっかく貯めているのに、無駄ともいえる手数料をとられるのは悔しいですよね……。

 

 

さらに、これは企業確定拠出年でも個人確定拠出年でもいえることですが、
確定拠出年制度は、原則60歳まで資金を引き出すことができません!

 

つまり、早期退職や中途退職などで
早々に会社を退職したとしても引きだせない、ということです。

 

これは、自己都合でもあっても、会社都合であっても同じです。これは痛いですよね!
退職後って、なにかとお金が必要だから……!

 

非常に厳しい条件をクリアすれば、ひきだせる可能性もありますが
期待しないくらいでいたほうがいいかもしれません。

 

このように、確定拠出年と退職金とには、大きな違いがあります。

 

確定拠出年金をもらうことができる対象者は?

企業型確定拠出年金の場合…
まず、確定拠出年金を実施している企業の従業員であることが絶対です。

 

どのような人を対象者するか、除外するかは
企業側が基本的な規則にのっとりいろいろと変更できます。

 

規約に条件を設けなければ、厚生年金被保険者の全員が加入することに。
実際は、多くの企業で条件を設けています。

 

個人型確定拠出年金の場合…
基本的には、60歳未満の全ての人が加入できます。
さらに詳しく説明すると、下記の方々が加入の対象です。

 

・自営業者等の国民年金の第1号被保険者

・国民年金の第2号被保険者で確定給付型年金や企業型確定拠出年金の加入者とならない者

・国民年金の第3号被保険者(専業主婦等)

・公務員共済や私学共済の加入者

・国民年金の第2号被保険者で確定給付型年金や企業型DCの加入者である者

 

まとめ

ちょっと複雑だったでしょうか?

確定拠出年金は、自分で運用する退職金制度のことです。
通常の退職金とは、制度そのものが違うんですね。

 

運用に失敗した場合、積み立てた金額より受給額が低くなる可能性もあるため
確定拠出年金を利用する場合は、勉強が必須かと!

 

確定拠出年金加入を決めた場合、
企業型であれば、企業によって異なります。
個人型であれば、基本的には60歳未満の全ての方が加入できます。

 

確定拠出年金と退職金、どちらがご自分にとって得となるか
よく吟味して、決めたいところですね。