給与明細を見て、ため息ついているそこのあなた。

 

生活のため、家族のためと頑張ってきたものの、思うように給料が増えないとガッカリしますよね。

 

「もう少し多ければな」と、頭を悩ませる事もあるでしょう。

 

でも、普段は手取りばかり注目してしまいがちですが、案外よく調べてみると、あなたの年収は世間の平均からしたら少なくないかもしれません。

 

まずは、年末か年始に会社から配布される「源泉徴収票」を取り出してみましょう。

 

「源泉徴収票」に記載されている支払金額が、あなたの正式な年収金額です。

 

基本給以外にも手当や残業代、ボーナスなど全てが含まれています。

 

「このままじゃ増えそうにないから、転職するしかないのか!?」と思い詰める前に、あなたの年収金額と、政府が調査したデータと比べてみる事から始めてみませんか?

 

40代の平均年収についてのデータ

あなたの年収が多いのか少ないのか判断するために、平均値を知る必要があるでしょう。

 

国税庁が毎年実施している「平成28年民間給与実態統計調査」によると、下記のような結果が明らかにされました。

 

40~44歳の場合 平均年収460万円

男性 563万円
女性 302万円

 

 

45~49歳の場合 平均年収494万円

男性 633万円
女性 299万円

 

 

ちなみに、こちらの結果は正社員、契約社員、パートなど雇用形態は関係なく、1年を通して働いた人が対象です。

 

あなたの年収と比べていかがでしょうか?

 

男女差が大きいのが印象的ですね。

手取りにした時の平均値

年収で見てみると意外と多いような印象ですが、実際の手取りは違います。

 

平均年収460万の場合

社会保険料 65万円
所得税   18万円
住民税   28万円

手取り額  349万円

 

 

ただし、扶養者がいたり、お住いの地域によっても差がでるので、一概には言えませんが、目安として手取りは350万程度になるでしょう。

 

私としては「年収の7~8割程度が手取りになる」と考えておけば良いと思います。

 

 

350万ですと、ボーナスがないと仮定して1ヶ月約29万円です。

 

独身であれば問題ないでしょうが、ご家族がいるとなると、少し厳しい金額かもしれませんね。

 

また、40歳過ぎてくると介護保険料も加わっています。

 

さらには、年々少しずつ年金や健康保険の金額も増えているので、少し給料が増えたとしても、社会保険料や税金で消えてしまうのが悲しいところです。

学歴や業種による年収の差

年代別の平均年収は分かりましたが、「私が働いている会社は、少ない方なのかな?」と気になってきますよね。

 

 

まずは学歴別です。

こちらは、学歴別の年収での正式な調査がされておりませんので、厚生労働省が実施している「平成29年賃金構造基本統計調査」の賃金から算出しました。

 

ボーナス等は含まれていないので、実際はもっと多いはずです。

 

 

男性の場合
大学・大学院卒 高専・短大卒 高校卒
40~44歳 512万円 392万円 374万円
45~49歳 583万円 445万円 395万円

 

 

女性の場合
大学・大学院卒 高専・短大卒 高校卒
40~44歳 403万円 318万円 260万円
45~49歳 442万円 335万円 267万円

 

 

こちらも男女差が大きくあり、学歴が高いほど年収も多い傾向にあるようです。

 

 

次に、業種別です。

こちらは、国税庁の「平成28年民間給与実態統計調査」を参考にしています。

 

 

業種 40~44歳 45歳~49歳
建設業 506万円 560万円
製造業 521万円 569万円
卸売・小売業 415万円 426万円
宿泊・飲食サービス業 291万円 267万円
金融・保険業 654万円 749万円
不動産・物品賃貸業 491万円 522万円
運輸・郵便業 443万円 476万円
電気・ガス・水道業 774万円 906万円
情報通信業(IT) 622万円 686万円
学術研究・専門業 508万円 596万円
医療・福祉業 386万円 410万円
複合サービス事業 477万円 469万円
サービス業 394万円 398万円
農林水産・鉱業 376万円 332万円

 

 

ちなみに、複合サービス業とは、郵便局や協同組合の事をさします。

 

サービス業は、「宿泊・飲食サービス業」と「複合サービス事業」以外のものをさします。

 

例えば、産業廃棄物処理、自動車整備や機械修理、他にも職業安定所や警備が該当します。

 

調査の結果は意外にも、1番多いのは「電気・ガス・水道業」でした。

 

今の時代、供給で安定した利益が取れるインフラ事業が強いのかもしれませんね。

 

残念ながら、1番少ないのは「宿泊・サービス業」でした。

 

仕事内容はハードな印象ですが、年収は平均的に多くないようです。

40歳になると出費もいろいろ増えてくる

40代は、1番出費が多い世代と言えるのではないでしょうか?

 

住宅ローンや子供の養育費、なかには親の介護費など、何かとかさむ時期です。

 

そして、会社での付き合いも広がり、交際費も馬鹿にならないはずです。

 

私の知り合いでも「40代は夫婦にとって正念場」と言っていた人もいましたからね。

 

役職も上がり、部下も指導しなければいけないし、精神的負担も大きいでしょう。

 

 

そして、子供の養育費の見通しがついたら、今度は自分たちの老後資金を貯めなくてはいけません。

 

「少しでも年収を増やしておきたい!」という気持ちは、私もよく理解できます。

自分の年収を上げるために転職は有効か

まず、何のために年収を増やしたいのか、目的を明確にしておくべきです。

 

・今のままでは生活が厳しい
・子供の養育費を補いたい
・老後資金を少しでも増やしたい

 

 

もちろん、お金はあればあるほど、将来安心できるかもしれません。

 

けれど「年収が多い=幸せ」とは限りません。

 

私自身、周囲は年収1000万以上の人がゴロゴロいる職場で働いてきましたが、年収が多い分、どうしても仕事に縛られてしまい、家族との時間が作れず、家族関係で悩む人も多かったです。離婚される人もいましたからね。

 

 

そして、厚生労働省や国税庁の統計では、50代は1番給料がもらえる世代です。

 

もう少しだけ今の会社で頑張っていれば、十分、年収が上がっていく可能性もあるはずです。

 

ただ、会社に将来性がなく、待遇が非常に悪く、精神的にも限界が来ているならば、転職を視野に入れるのも良いでしょう。

 

 

また、知り合いを通じて転職先を確保しておくのも良い方法です。

 

なぜなら、働きながらの転職活動はとても大変です。

 

普段の業務に加え、自分の足だけで転職先を探し回るのは精神的にも疲れます。

 

できるだけ知人や取引先などに声を掛けておいて、紹介してもらう形が理想的です。

 

私の周りでも、ハローワークの紹介で普通に入社される人もいましたが、40代は知人の紹介かヘッドハンティングが多かったですよ。

 

そして、もし「もう少し辛抱してみるか」と思えるならば、頑張ってもう少し上の役職を目指してみる、もしくは資格手当が付くならば、資格取得を目指すのも良いでしょう。

 

副業OKの会社ならば、お試しで週末だけ興味のあった仕事に挑戦してみるのも良いですし、投資などの練習を始めてみるのも良いかと思います。

 

なにより、お金の問題はあなただけが抱える必要はありません。

 

パートナーに働いてもらう、子供には頑張って公立の学校を目指してもらう、奨学金を借りるなど、家族で協力してやっていけば、あなたの肩の荷も軽くなるはずです。

 

1番怖いのは、転職先で無理してしまい、あなたの体と心が壊れてしまう事です。

 

家計の事は1人で抱え込まず、ぜひ家族でよく話し合ってみて下さい。

 

 

もしかしたら、世間体を気にして、行動に移せない場合もいるかもしれません。

 

けれど信用すべき人は、あなた自身であり、家族であり、あなたを支えてきてくれた人の言葉のはずです。

 

ぜひ、あなたと、あなたの家族が笑顔になれる選択をしてみて下さいね。