月曜日の朝、起きた瞬間に「会社に行きたくないな」と思うことは誰にでもありますよね。
行きたくない理由には「疲れているし、面倒くさい」というものが多いかもしれません。
しかし、中には『上司や一部の社員から無視』をされたり、『少しミスをしただけで怒鳴られる』、『暴言を吐かれる』、『残業が長すぎる』、『全く休みがない』等辛い思いをしながらお仕事に毎日通っていらっしゃる方もおられるでしょう。
そういった人で「会社に行きたくない」と思った人は、無理に仕事に行ってはいけません。
特に、体調にいつもとは違う変化がある人は気を付けなければなりません。
貴方は、大丈夫でしょうか。
仕事に行く日の朝が起きられない…吐き気…これは超危険!
仕事に行きたくないと思った日から体調に何か変化はありませんか?
例えば、
・今まで興味のあったことが楽しいと思えない
・一日中憂鬱な気分
・夜眠れない
・何をしても集中できない
・仕事のことを考えると気持ちが悪くなる
・朝起きることが出来ない
こういった症状が出ているのに我慢して仕事に行っていませんか?
これは、体が出しているSOSです。何だかおかしいなと気づいたのなら大丈夫です。
こういった症状が出ている場合、放っておくと病気になってしまう可能性があります。
例えば、代表的なのが『うつ病』です。
『うつ病』は眠れない、食欲がない、全てのことをネガティブに考えてしまう精神疾患で、かかってしまうと自分にも家族や友人も巻き込んでしまう可能性があります。
『うつ病』にかかった場合、多くは薬物治療が必要となります。
その他、『パニック障害』『適応障害』、病気にかかった状態を放っておいたことで『自殺』を考えてしまう人もいます。
そうならないためにも、少しでも体調に変化が現れた場合は何らかの対応をするべきです。
仕事行きたくない、は甘えではなく身体と心のサインかも!?
「仕事が辛くて行きたくない」
そう思っているのに休むことや仕事を辞めることに躊躇しているのには、
「みんな頑張っているのに休むなんて甘えている」
「最近の若い奴はみんな弱い、甘えているんじゃないのか」
という意見を持つ人がいることも原因にあるのではないでしょうか。
「そんな風に思われたくない」、「これは仕事なんだから…」と無理をしていませんか。
「辞めたい」という人の中には、ただ単に甘えで言っている人もいればそうでない人もいます。
「ただの甘え」で言っている人の多くは「何となく疲れてだるいから休みたい」というような明確な理由がなく自分自身が原因であることが多いです。
また、同じような行きたくない理由でも「人間関係が悪い」ということで、ただ単に仲が悪いからや苦手な人がいるというわけではなく、『パワハラ』や『セクハラ』、『いじめ』が横行している場合は甘えではありません。
どんなことをしても基本的に相手を変える事はできません。
もし、あなたが努力をしたとしても相手が変わらなければ状況は変わらないでしょう。
「仕事に行きたくない」と思っている時は何かしら体調に変化があるはずです。
無理に仕事を続けているとその症状がどんどん悪化していき、治すまでに時間がかかってしまうかもしれません。
辞めたいと思う理由が時はっきりとしている場合は解決策も見つけやすいです。
可能であれば部署を異動するなどしてストレスの原因から離れることもできます。
「行きたくない」=「体と心からのSOSのサイン」と考え、甘えとすぐに決めつけずそう思う理由を明確にしてみましょう。
行きたくないという「心のサイン」が出たら会社ではなく病院へ行こう
会社に行きたくても行けないような体調不良が続く場合、治すための1番良い方法は『行きたくないと思う原因から離れること』です。
お休みをとることで体と心を休めることが出来ますが、休みをなかなか取れないこともあるでしょう。
また、そのまま仕事を続けていては確実に体調がおかしくなってしまいます。
そういった時には病院にいくことも1つの解決方法です。
先ほどご案内したような症状が体調に表れている場合は「うつ病」とも考えられますので「精神科」や「精神神経科」「心療内科」「メンタルクリニック」等で診察してもらいましょう。
また、かかりつけの「内科」でも受診できます。
診察では「どのような症状がどれくらい続いているのか」を聞かれ、患者一人一人に合った治療法を提案してくれます。
診察の流れとしては以下のようになります。
1医師の診察を受ける。自分の症状を伝える(いつからどんな症状がどのくらい続いているのか)
2うつ病の診断を受ける
3診断書を書いてもらえるようお願いをする
診断書の内容にもよりますが、会社に提出し受理されるとお休みをいただくことが出来ます。
また、お休みをとっても状況が良くならない場合は、辞めるという方法もあります。
辞めることを決めた場合は、まず退職の意思を直属の上司へ伝えます。
その際に引き留められることがあるかもしれませんが、そこで思いとどまって仕事を続けたとしても悪い環境がすぐに変わるわけではありません。
ここは、きっぱりと断りましょう。
直属の上司からパワハラなどを受けていた場合は、上司のその上の上司や人事部へ相談をしましょう。
また、退職後に転職をするのであれば、退職前に転職先を見つけておくことがベストです。
「会社に行きたくない」というのはその理由によっては甘えではありません。
病気になってしまう前に誰かに相談したり会社を休むなどして無理をせず体と心を休めてくださいね。