あなたは、学生の頃にズル休みしたことありますか?
「何度かあるよ!」
という人もいるのではないでしょうか。
私も実は、1年に1回は必ず休んでいました。
ズル休みしたことがある人は分かるかもしれませんが、適当な理由を言って休んだ時のドキドキ感は、なんとも言えませんよね。
でも、学生の時と違って社会人のズル休みは注意が必要です。
というのも、電話対応している私からすると、ズル休みって結構分かりやすいからです。
そうかと言って「会社行きたくないので休みます!」と、あからさまに言えませんよね。
可能であれば、前もって有休を取得して休みたいものです。
けれど、新卒や中途の場合は、半年経たないと有休が使えない場合が多いです。
さらに、入社したばかりの時の方が、覚える事もたくさんあって、新しい人間関係でストレスが溜まりやすいので、意外と休みが欲しくなったりします。
あなたはどうでしょうか?
頻繁に休むのはよくないけれど、1日ぐらいなら会社も許容範囲内のはずです。
ドキドキのズル休み。
いざという時のために、休める理由を一緒に考えてみましょう。
※この記事は社会人歴10年の方に代筆していただきました。
体調不良は使いやすい休みの理由
ズル休みの理由の定番「体調不良」
大事な会議や、出張の予定が入ってない限り「無理してでも会社に来い!」と言われる事は、少ないのではないでしょうか?
ただ、前日に凄く元気だったのに、次の日急に体調不良で休むというのは怪しすぎます。
もしくは、決まって金曜や月曜に休むなど、ズル休みの日がパターン化しているのも良くないですね。
そして、下手に演技するよりはシンプルに電話で伝えるのが1番です。
「今日は体調が悪いので、1日休ませて下さい。」
これで十分です。
そこから、上司から詳しく聞かれた場合に、適当に「熱がある」とか「胃の調子が悪いので病院に行きたい」とか伝えればよいのです。
今日休んだとしても、今抱えている仕事に問題ないことが上司に伝われば、そこまで追求される事はないでしょう。
私の周りでも、転職したいがために、平日に試験を受けに行った友人がいました。
試験を受けている事を知られたくないからと、なぜか有休を使いませんでした。
そして上司に電話をする時には、無理して咳き込む演技までしてズル休みをしたそうです。
明らかに怪しまれていたようですが、次の日、出勤した時には何も言われなかったみたいです。
演技するにも、咳は無理にしない方がいいかもしれませんね。
身内のせいにするパターン
体調不良の次に、指摘しづらい休みの理由といえば「身内の不幸」です。
身内が突然亡くなった場合は、親しい仲であれば病院に駆けつけて見守り、大抵は亡くなった次の日に通夜、そして告別式を行う流れになるかと思います。
そんな流れを利用して、ズル休みするのです。
ですが、私としては「身内の不幸」を理由にするのはお勧めしません。
会社にもよりますが、葬儀に参列できない場合は、弔電を斎場に送ります。
その際に、会社から日程や場所などを聞かれるはずです。
そうなったら、嘘だと分かってしまいます。
私の会社の同期で、親戚の葬儀への参列を理由に休んだ男性社員がいました。
それも、そんなに間隔を空けずに3回も。
私も内心「何回身内を殺す気だ」と思いましたが、上司にもすぐに気付かれてしまい、怒られていました。
そうなると、信用もなくなって大変です。
身内や家族を理由にする場合は、例えば「子供が熱を出したので病院に連れて行きたい」や、「親が怪我をしてしまって歩けないので、病院まで付き添いたい」などの理由の方が、まだ良いかもしれません。
休んだ次の日の出社時は十分注意しよう
「休んで気持ちをリフレッシュできたし、明日からまた頑張るぞ!」
と、気合を入れては出社してはいけません。
体調不良を理由に休んだのに、あなたがイキイキと出社していたら不自然すぎます。
まずは、突然休んだ事により、迷惑かけてしまった人へお詫びの言葉をかけましょう。
上司には「昨日は突然休んですみませんでした」と一言伝えれば大丈夫です。
1番いけないのは、休んだ次の日に何も言わないことです。
出社して最初に顔を合わせた時に、必ず伝えるようにしましょう。
そして、昼食もモリモリ食べていたら違和感があります。
出社した次の日は、あまり目立った行動は避けましょう。
ただし、何日も会社に行きたくない気持ちが続いたら、注意が必要です。
なぜなら、あまりのストレスや過労で、あなたの心は壊れる寸前かもしれないからです。
そういう場合はひとりで抱え込まず、家族や仲の良い同僚などに相談してみましょう。
あまりにも長く続くようであれば、心の病気を疑って心療内科を受診するのも良いでしょう。
心の不調も立派な病気です。
なぜ、急に会社に行きたくなくなったのか、自分の心に問いかけてみて下さい。
さいごに
冷静に考えると、なかなかリスクの大きい社会人のズル休み。
ズル休みした事により、むしろソワソワしてしまって休まらないという場合は、できればやめた方がいいでしょう。
でも、ずっと働いていると「今日は会社行きたくない!」という日もあると思います。
私も新卒で入社した時に、1回だけ体調不良を理由にズル休みしたことがあるので、気持ちは十分わかります。
そういう時は、1日ぐらい自分自身を甘やかしてもいいのではないでしょうか。
そして、有休が使えるようになったら、申請して堂々と休みましょう。
なにより、ズル休みに頼らなくても気持ちの切り替えができるように、日頃からストレス発散を心掛けてみて下さいね。