あなたの会社に、モンスター社員はいますか?

モンスター社員とは、会社に対して過剰なまでにクレームをつけ、職場の空気を乱す社員の事を指します。

 

私も出会って実感しましたが、このモンスター社員がいる事により、仕事に支障がでるのはもちろんのこと、むしろ妨害するまでに至り、一緒に働く側としてはとても迷惑な存在なのです。

 

「私の周りにも、そんな人いるかも!」と、心当たりがある場合は要注意です。

 

なぜなら、モンスター社員の特徴の1つとして、周囲を巻き込む事が多いからです。

そのため、真面目に働いているあなたにまで被害がでてしまっては大変です。

 

現在、大きな問題となっているモンスター社員の実態を、一緒に確認してみましょう。

※この記事は総務で10年働いた方に代筆していただきました。

 

モンスター社員の特徴

モンスター社員の大きな特徴の1つとして「周りのせい」にする傾向があります。

 

例えば、あなたであれば、任せられた仕事は最後まで責任を持ってやり遂げようとするでしょうし、少し理不尽な事があったとしても、大人の対応をして、できる限り穏便に済ませようとすると思います。

 

ところが、モンスター社員はそれができません。

相手の気持ちなど一切考えず、自分の気持ちを押し付け、自分が嫌な思いをした分の、それ相応の見返りがないと納得できないのです。

基本的に自分が正しいと思っているので、理解してくれない周囲がおかしいと勘違いしています。

 

・家族や両親、もしくは行政を味方につけ、一緒に会社へクレームを言う
・周囲を無視して、自分に都合の良いことばかりを提案する
・上手くコミュニケーションがとれず、感情の起伏が激しい
・被害妄想がひどく、メンタルが不安定になりやすい

 

ほかにも、相手を傷つける事しか言わないパワハラタイプもいます。

どちらにせよ、周りに迷惑をかけている意識がないので、自分の事しか考えていない自己中心型が多いと言えるでしょう。

モンスター社員はだんだん増加している

実は、このモンスター社員が近年増加傾向にあり、人事を悩ませているようです。

この背景には、厳しいノルマや、立場による強いプレッシャーが大きいとされています。

 

その割には給与も増えず、会社の将来が心配となったら、仕事のモチベーションを維持するのが大変です。

その不満が積もりに積もって、モンスター化する場合があります。

 

また、今まで育ってきた環境や、本人の性格なども大きく影響します。

特に、過保護に大事に育てられてきた人の場合は、周囲の変化に敏感で、なおかつ親が前面に出てくる場合もあります。

 

私の職場でも「何時まで仕事させる気だ!」と、母親から電話がかかってきた時はびっくりしました。

モンスター社員になる可能性のある人

仕事への取り組み方や考え方により、モンスター社員となるかどうか判断できるはずです。

 

・効率よく仕事をこなす気がなく、会社の不満ばかり話す
・周囲の社員と上手くコミュニケーションがとれていない
・思い込みが激しい
・会社の規則を、自分の都合の良いように解釈する
・周りも大変なのに、自分の大変さばかり主張する

 

周囲と協力しながら、確実に業務をこなしていく為には、上記のようなタイプでは難しいはずです。

あなたの周りにも、周囲からちょっと浮いている、もしくは変わっている人がいたら、注意して接した方が良いかもしれません。

モンスター社員とうまくやっていくには

他の社員と同じ対応をしても、逆効果になる場合があります。

 

まずは、相手の言い分を最後まで聞いてあげましょう。

さらに共感してあげて、少しだけでもいいので褒めてあげましょう。

その上で伝えたい事を伝え、提案するようにして下さい。

もしくは「あなたはどう思う?」と、疑問形で返すのも良いですね。

 

面倒かもしれませんが、この順番を省くと「私の事を分かっていない!」と、火に油を注いでしまう場合があります。

 

私の上司も、文句を言いに来た社員に対して、いつも否定せず聞いてあげるようにしていました。

なぜかと言いますと、相手は怒りを抱えてやってきます。

 

まずは、その怒りを鎮めて冷静にさせる事が大事になります。

否定から入ると、相手は激しく反論してきて、よりヒートアップしてしまいます。

モンスター社員と接触する場合は、否定から入らず、必ず肯定から入るようにしましょう。

モンスター社員を辞めさせることはできる?

結論から言いますと、辞めさせる事はできます。

モンスター社員の存在は、他の社員にとっても、会社にとっても何も良い事はありません。

「できれば辞めさせたい」と思うのは、自然の流れだと思います。

 

ですが、自己都合退職でない場合は、会社には不利になる場合が多いです。

ましてや辞めた社員から弁護士を通じて、裁判まで持ち込まれたら大変です。

法律や就業規則に則って、解雇手順を踏んでいく必要があります。

 

なぜなら、懲役解雇と違い、普通解雇の場合は基準があやふやな場合が多いからです。

規則に則った正当な理由を盾に、可能な限り、モンスター社員が納得するような解雇理由を提示するべきでしょう。

 

1. まずは、問題行動に対して注意する
2. それでも改善されない場合は、始末書を書いてもらう
3. まだ続くようであれば、規則に基づき懲戒処分を下す
4. それでも改まっていない場合は解雇

手順を踏んでいるので、相手も納得しやすいのではないでしょうか。

 

ただし、解雇は最終手段です。

できれば、上司を通じてモンスター社員とよく話し合い、本人の意思で退職する流れが理想的です。

 

その時に、色々と言いたくなる気持ちも十分わかりますが、そこは耐えてもらって、あくまで冷静に話すようにしましょう。

 

こちらが少しでも感情的に言えば、揚げ足を取るかのように「強制的に辞めさせられた」と騒ぐ場合があります。

相手がどんな暴言を吐いてきたとしても、毅然とした態度で対応しましょう。

 

 

私が総務として働いていた時も、目が血走るほどの怒りを抱えて、事務所に怒鳴り込んできた男性社員がいました。

怒りが抑えきれないせいか、こちらが何を言っても聞く耳をもちません。

そうかと言って、事務所で怒鳴らせておくのも、他の従業員の迷惑になります。

上司が対応して、会議室などの個室に移動し、男性社員の言い分を聞きました。

 

私からすれば、十分理不尽な理由でした。けれど、上司は共感しつつ、とにかく言い分を聞き続けました。

すると、不思議なもので相手も冷静になってきます。

話は平行線に終わり、そのあとも何度も文句を言いに来ましたが、上司は毅然とした態度で対応しました。

 

結局は「こんな会社で働いてられるか!」と、就業規則のコピーを私達の前でビリビリに破り捨て、本人から辞めていきました。

正直言いますと、本人から退職してくれて内心ホッとしたのを覚えています。

 

企業にとっても、あなた自身にとっても、大きな問題となっているモンスター社員。

もし、あなたがモンスター社員と出会ってしまったら、できる限り関わらず、会社側の判断に委ねましょう。

そして、モンスター社員の発言を真に受けない事です。

これから新たなモンスターを増やさないためにも、あなたは周囲と協力しながら、より良い職場環境を作っていくことに励んでみて下さいね。