上司に話しかけるのは勇気がいるという事はありませんか?
特に、厳しい上司だと声をかけるだけでも大変ですよね。
また、温厚な人に対してでも
「今声をかけてもいいのだろうか」
「何度も聞いて嫌われてしまってはいないだろうか」
と考えているうちに上手く話すことが出来なくなってしまうことはありませんか。
僕も、上司に話しかけるのはとても勇気がいりました。
「ちゃんと伝えられるだろうか」と考えれば考えるほど話しかけるタイミングを逃してしまうことも。
上司とコミュニケーションを上手くとるにはどうすればよいのでしょうか。
仕事には必須の「報・連・相」
コミュニケーションの基本は「報連相」と言われています。
ご存じだとは思いますが、『報連相』とは『報告・連絡・相談』の頭文字をとったものです。
『報告』業務の経過、結果を知らせる事
『連絡』仕事上の事実や情報を伝える事
『相談』困ったときにはすぐに相談する事
一般的にはこのように言われていますが、分かってはいても出来ている人はそこまで多くはありません。
また、上司が忙しそうだとタイミングを逃してしまったり、焦って早く報告しすぎてしまったりします。
そうすると、「どうして早く報告しないのか」「しっかりまとめてから報告しろ」と言ったことが起きてしまいます。
それが続いてしまうと『必要以上に仕事の進捗状況をチェックされる』『誰にでもできる仕事だけ任せられる』ようになってしまうかもしれません。
仕事でコミュニケーションが取れていないときに起こる問題
仕事をする上でコミュニケーションはとても大切になってきます。
例えば、隣の人が何をしているか知っていないと進捗状況がわからず、業務が遅れたり情報の共有が出来ません。
また、別の部署と協力して行う業務の場合、細目に連絡をきちんとり合わないと少しずつズレが生じてきます。
会議等で顔を合わせることはあるかもしれませんが、それだけでは十分な時間はとることが出来ませんし、日々状況は変わっていくものです。
メールや電話等、意識して連絡を取り合わないといけません。
仕事はコミュニケーションで成り立っています。
会社内だけではありません。
他社や取引先やお客様、コミュニケーションをとらなければならない人はたくさんいます。
コミュニケーションが不足するとこのような問題が起きるかもしれません。
・自分の考えが周りに伝わっておらず「自分本位で仕事を進める勝手な人」というイメージがつき、周りの協力が得にくくなったり、業務スピードが落ちてしまう。
・社内のコミュニケーションがとれておらず協力し合う雰囲気がなく仕事がうまく進まない。そのことで社員がストレスを抱え更に悪循環になっている。
友人同士でもお互いの受け止め方が違うと険悪なムードになってしまうこともありますよね。
会社でもそうです。お互いの仕事の状況を知っておかないと、上手く対応することが出来ずどんどんと悪い方向に進んでしまいます。
コミュニケーションを取ることが苦手な人
コミュニケーションをとることが得意な人がいれば反対にそうでない人もいます。
先ほど『コミュニケーションは仕事でとても大切』という事をお話しましたが、それでは、人と話すことが苦手な人はどうすれば良いのでしょうか。
・聞き役に回り、自分が話すのは2割、相手に話してもらうのは8割のバランスをとる
・振られた話題にオウム返しをする
・相手の態度によって話題を変える
・ボディランゲージも活用する
・上手く話そうと考えすぎない
を気を付けるとよいでしょう。
また、話す上で特に気を付けたいのが、
・結論からまず話す
・伝えたいことは何かはっきりさせておく
・5W1H(いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように)を意識して話す
という事です。
このようにコミュニケーションにはコツがありますので少しずつ実践していきましょう。
コミュニケーションを取れるようになるには
上司を相手にするコミュニケーションに関しては
・上司の立場に立って物事を考えてみる
・上司が仕事で大切にしていること優先していることを自分も意識して行動する
といったことを押さえていきましょう。
また、上司との信頼関係を築いていくために必要なコミュニケーションでのポイントは以下になります。
・挨拶する時に相手の名前を呼ぶ
・前向きな発言をする
・上司の話を最後まで聴く、傾聴する
・報連相を細目に行う
・上司からの指摘は素直に受け止める
・アドバイスをもらったら実践する
・自分のことを話し、知ってもらう
以上のことを実践していくと今まで難しいと思っていた上司とのコミュニケーションもとりやすく感じられるようになるかもしれません。
また、上司もそういった気遣いに喜んでくれることもあるかもしれません。
職場と相性が悪い可能性も
様々なコミュニケーションを上手くとる方法をご案内しましたが、それでもどうしても
駄目なこともあります。
そもそも
・社風や文化が合わない
・仕事内容が向いていない
・上司などのやり方に共感できない
そう感じているのでしたら職場自体が合っていないのかもしれません。
人事異動を待つのも手ですし、改善することも可能ですが、なにより時間もかかりますしなかなか難しいことです。
我慢してストレスを溜めてしまい体調不良になってしまっては元も子もありません。
そういった時には思い切って『転職する』という方法もあります。
但し、『転職したからと言って、状況がよくなるとは限りません』。
「ここがいいなぁ」というような憧れだけで転職先を決めるのではなく、自己分析を十分にして、応募先が自分に合っているのかどうかしっかりと見極めなければなりません。
そうしなければ、何度も「ここはやっぱり自分には合わない」と転職の回数を増やしてしまう事にもなりかねません。
コミュニケーションが上手くとれるようになると仕事もスムーズに進むようになります。
そうすることで職場の雰囲気もよくなりますし、ストレスも軽減されます。
今すぐは難しいかもしれませんが、少しずつ上司と距離を縮めていくことが出来ると良いですね。
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