「もう嫌だ。何もしたくない。」

 

仕事に疲れ果てて、着替えるのも夕飯を食べるのも面倒で、家に着いた途端、何かの糸が切れたかのように床に寝転びます。

 

体はそこまで疲れていないはずなのに、どうにも体が動かない。

 

あまりの辛さに、思わず涙がこぼれます。

 

私は仕事が辛い時、いつもそんな状態でした。

 

あなたは、そんな経験はありませんか?

 

体はそこまで動かしていないのに、なぜか何もする気にならない。

 

こういう時は、大抵は精神的に疲れている場合が多いです。

 

働いている時は、常に脳はフル回転。

思い通りにいかない時は、ストレスも溜って余計に辛いです。

 

できれば、精神的な辛さを少しでも軽減して、仕事に向き合いたいものですよね。

 

精神的な疲れは、放置していると蓄積され、余計に辛くなります。

 

あなたの辛さが少しでも軽くなるように、対処法を見ていきましょう。

精神的に疲れているのはこんな状態のこと

精神的な疲れは、肉体的な疲れとは違って実感しにくいものですよね。

 

けれど、意外と日常の何気ない行動から心のSOSは出ているものです。

 

あなたは、心当たりありませんか?

 

・朝起きると、体が鉛のように重い
・出社しようとすると、吐き気やめまいがする
・どんなに寝ても疲れがとれない
・休みの日に、どこか出かけようと思えない
・今まで楽しかった趣味に興味がなくなった
・仕事でミスが増えた
・イライラしやすくなり、怒りっぽくなった
・最近、心から笑っていない

 

疲れが蓄積されていくと余裕がなくなって、様々な事に対して興味がなくなっていきます。

 

それだけ脳が疲れているので、これ以上、脳に負担をかけないように新しい情報を拒否しているのです。

 

寝ても疲れがとれない場合、精神的な疲れを疑ってみましょう。

運動することでスッキリ回復

「ただでさえ何もする気が起きないのに、体動かして楽になるの?」

と思うかもしれませんが、精神的な疲れが溜まっている時こそ、体を動かした方が楽になります。

 

 

私自身、体が重く微熱が続いた時があり、風邪かと思って、風邪薬を飲んで1日寝ていました。

 

ところが、一向に楽になりません。

 

それどころか、頭の後ろから首にかけて熱がこもるようになり、頭がボーっとしてきて、ますます辛い状況になってしまいました。

 

今思えば、風邪ではなく、精神的な疲れが溜まっていたのだと思います。

 

 

それから、そういう時こそ寝込まずに、外を散歩するようにしました。

 

運動が好きであれば、ジョギングや地域のスポーツクラブに参加するのも良いですね。

 

 

近くの大きな公園を、季節を感じながらのんびり散歩しています。

 

すると、体を動かす事でコリもほぐれるし、物事を前向きに考えられるようになっていきました。

 

運動をする事で、ほどよい肉体的な疲れもあり、夜もぐっすり眠れます。

 

 

そんな習慣を続けていると、不思議なもので、仕事が大変な状況でも踏ん張りがきくようになり、辛い時も「もう少し頑張ってみようかな」と思えるのです。

 

 

家でじっとしていると、余計にネガティブな事を考えがちです。

 

少しでも体が動きそうなら、仕事が大変な時こそ、体を動かしてリフレッシュしてみて下さい。

自分が楽しいと思うことをしっかりやる

責任重大な業務を任された場合、帰宅してからも、休みの日も、常に仕事の事を考えてしまいますよね。

 

私もそうだったので、気持ちはよく分かります。

 

 

真摯に仕事と向き合うのは良い事ではありますが、常に考えていたら脳も疲れてしまいます。

 

むしろ、考えれば考える程不安になり、プレッシャーに押しつぶされそうになって、余計に辛くなったりしませんか?

 

そういう時こそ、会社から出たら、仕事の事はひとまず忘れて、あなたが心から楽しいと思えることを考えてみましょう。

 

「今日は帰りに、以前から気になっていたお店に寄ってみようかな」

「映画館で、感動できる映画を見て思いっきり泣こう!」

「今度、友達も誘って旅行に行こうかな・・・」

 

もし趣味があるなら、趣味に没頭する時間を作っても良いですね。

 

友人や家族と話しながら心から笑い、映画やドラマなどを見て感動して泣いたり、おいしい物を食べて胃を満たしたりと、ぜひ、素のあなたに戻れる時間を作ってみて下さい。

 

 

仕事では立場もありますし、気を張っている状態が多いはずです。

 

肩の力を抜いて、心から楽しむ事で、元気をチャージしておきましょう。

よく食べよく寝るのは大切

同じ仕事をしているのにも関わらず、いつも元気でストレスに強い人がいますよね。

 

そういう人はメンタルが強いわけではなく、朝昼晩しっかり食べ、毎日ぐっすり寝ている人が多いです。

 

 

あなたは、ギリギリまで寝ていたいがために、朝ご飯を抜いたり、お昼や夕飯も「忙しいから」と適当に済ましたりしていませんか?

 

たまにだったら良いものの、それが習慣になるのは避けましょう。

 

体は大事な資本です。

 

ちゃんと食べていないと、体も心も疲れやすくなってしまいますし、病気にもなりやすくなってしまいます。

 

最初は、バランスを考えた食事でなくても構いません。

 

まずは食べる習慣を身につけて、仕事から離れてホッとできる時間を作る事から始めてみて下さい。

 

 

 

そして、睡眠もとても大切です。

 

ぐっすり眠れていないと、日中、頭が働かずに仕事のミスも増えてしまいます。

 

さらに視野も狭くなりやすく、マイナス思考になりがちで精神的にも辛くなってきます。

 

 

私もベッドに入ると、ついつい明日の仕事の事を考えてしまい、不安に押し潰されそうになる事があります。

 

そういう夜は、なかなか寝つけなかったり、寝れたとしても眠りが浅く、何度も目が覚めてしまうものです。

 

 

だからこそ、寝る2時間前にはテレビやスマホは見ずに、ゆっくり湯船につかり、ぐっすり眠れる準備をします。

 

寝具やパジャマを、寝心地の良いものに変えるのも良いですね。

 

あなたも、少しでもぐっすり眠れるルーティンを作ってみて下さい。

ストレスとうまく付き合うために

働く上で、ストレスはどうしても避けられないものです。

 

だからこそ、そのストレスとどう付き合っていくかが重要になってきます。

 

仕事から帰ってきて「疲れた~」ぐらいであれば良いですが、「もう辛い、仕事辞めたい」とまでなったら、ストレス発散が追いついていない状態と言えます。

 

そういう時こそ、自分の素直な気持ちに耳を傾け、ネガティブな思考になりそうであれば、信頼できる人に相談するなど、1人で抱え込まないようにしましょう。

 

そして、自分を追い詰め過ぎないようにして下さい。

 

あなたは精神的に辛くなるほど、毎日頑張っているのです。

 

たまには誰かを頼り、仕事が終わったあとは好きな事をして、心も体をリラックスさせてあげて下さい。

 

さいごに

どんな人であっても、走り続ける事などできません。

長い社会人生活を充実させるためにも、定期的なストレス発散を心掛け、少しでも気持ちが楽になるような習慣を作ってみて下さいね。