求人票を眺めていると、よく募集要項に「試用期間あり」という言葉を目にしますよね。

私としては、その会社が合っているかどうか確かめるためにも、試用期間があった方が安心しますし、実際に使用期間に辞めた経験もあります。

「試用期間なのだから、履歴書に書かなくてもいいでしょ?」

と考えがちですが、私としてはあまりお勧めしません。

なぜなら、試用期間でも社会保険などの加入義務があるため、ごまかして次の会社に入社できたとしても、社会保険の手続きでバレてしまうからです。

「でも、短期間で辞めた事が知られたら採用されないのでは?」と、不安になりますよね。

そこは、心配しなくて大丈夫です。

私は正直に履歴書に書いた上で、次に受けた会社ではちゃんと採用してもらえましたから。

いまさら人には確認しづらい試用期間という制度。

しっかりと仕組みを理解した上で、自信を持って履歴書に書いてみましょう。

※この記事は社会人歴10年のプロライターさんに代筆していただきました。

 

試用期間とはどのような意味合いか

「そもそも試用期間ってなに?」と思いますよね。

簡単に言いますと、名前の通り、本採用前のお試し期間の事を言います。

 

 

なぜこんな制度が作られたかと言うと、書面上での情報や1回の面接では、あなたが受けた会社に合っているかどうか判断するのは難しいですよね。

そのために設けられた制度です。

 

 

ただし、法的に義務付けられているわけではないため、会社によっては即本採用になる事もありますし、試用期間も1~6ヶ月とバラバラです。

また、試用期間とはいえ、各種社会保険の加入はしなければいけません。

私の場合は、試用期間を理由に加入手続きをしてくれなかったので、その会社に対して不信感が湧いて1ヶ月で辞めさせてもらいました。

職場環境もよくなかったので、辞めて正解だったと思っています。

 

 

要するに、試用期間を終えたら、あなたがその会社で働き続けられるかどうか判断できる制度と考えておきましょう。

もちろん、会社側から「試用期間で終了します」と言われる可能性もありますが、私が知っている限りではそのまま本採用が多い印象です。

退職を決めてから会社に伝えるときの注意点

「試用期間だから即日辞めてもいいの?」と思うかもしれませんが、残念ながらそれはできません。

退職方法は、あなたが前職でしてきた退職の流れと方法は同じです。

 

 

「イメージと違うから辞めたいな」と、入社してすぐに思ったとしましょう。

そうしたら、できるだけ早く直属の上司に相談して下さい。可能であれば、退職予定日の1ヶ月前に申し出るのが理想的です。

 

 

私が総務をしていた頃の経験では、試用期間中は意思表示すれば意外と早く辞められます。

なぜなら、まだ仕事内容を覚えている段階なので、業務上でも責任ある仕事を任していない状態だからです。

理解のある上司であれば、正直に事情を伝えれば納得してくれるはずです。

退職届を提出した上で、あとは上司の指示に従って退職手続きをしましょう。

退職に当たりチェックしておくべきポイント

試用期間で退職するにあたって、注意してもらいたいのは「退職理由」です。

募集内容と実際の仕事内容が違うのであれば、正直に不満をぶつけたくなる気持ちは分かりますが、そこは我慢しておいた方が無難です。

 

今の会社と、あなたが新たに勤める会社では、どこで繋がっているか分かりません。

試用期間とはいえ、そこは誠意を持って円満退社できるように心掛けてみて下さい。

 

・体力的に続けられる自信がない
・業務内容がイメージと違った
・自分には適性がない

 

あくまで、「自分の判断が甘かったようです」「申し訳ないと思っています」など、不平不満を言うのではなく、自分自身に落ち度があった事にしておきましょう。

そうすれば、相手が引き止める事もないはずです。

 

 

辞めるためには、どうしても理由を聞かれます。

事前に考えておくと安心ですよ。

試用期間中の退職は履歴書に書くべきか

「試用期間だから、べつに履歴書に書かなくてもいいよね」

私も最初はそう思いましたが、できる限り正直に書いておく事をお勧めします。

「どうしても履歴書に書きたくない!」という事であれば、少なくとも職務経歴書には書いておくようにしましょう。

 

 

規模が小さい会社の場合、確かにあなたの保険加入履歴まで調べるような事はしません。

退職した際に渡される雇用保険被保険者証も「失くしました」と言えばごまかせます。

けれども、その空白期間に「何をしていましたか?」と尋ねられたら困りますよね。

 

 

例えば、3~6ヶ月程度働いて「合わない」と考え辞めたとしましょう。

履歴書に書かずに「就職活動していました」と言うよりは「あまりのギャップについていけず、試用期間で終了しました」と正直に答えた方が好印象です。

 

 

なかには「なんでそんな短期間で辞めたの?」と追及してくる面接官もいますが、そこは正直に答えておきましょう。

それで不採用になったとしても、今回は縁がなかったのだと受けとめれば良いのです。

 

 

1番大変なのは、入社してからバレてしまう事です。

あなたに対して不信感を持たれてしまうので、正直に事実を伝えて、自信を持って働けるようにしておきましょう。

試用期間での退職を隠しているとどうなる?

退職を隠していたからと言って、それで解雇になるケースは少ないでしょう。

あなたがしっかりと働いているのであれば尚更です。

 

それでも、「嘘をついていた」という事実は変わらないので、不信感を持たれてしまう可能性はあります。

あなたも、仕事でなくても嘘をつかれて、相手の事を信用できなくなった経験はありませんか?それと同じです。

 

 

せっかく今の会社で築き上げてきた信頼感を、そんな事で失ってしまうのはあまりにももったいない話です。

それにより、あなたも居づらくなり、気まずい思いをしてしまうかもしれません。

だからこそ、あなた自身が気持ちよく働くためにも、書面上でも面接でも正直に答えておいた方が良いのです。

 

 

なにより、あなたが想像している以上に、短期間で辞める人はたくさんいます。

3~6ヶ月程度で辞める人なんて、試用期間中がない会社でもたくさんいますし、私が見てきた中では最短は1日でした。

心の中で「1日仕事体験か!」と突っ込んだものです。

ほかにも、1週間経った頃に「やっぱり腰痛がひどくて」と、面接でそんな事は一切言っていなかったのに、妻子持ちであったとしても辞めていく人はすぐに辞めていきます。

 

 

だから、試用期間中で辞めた事をマイナスに思わないで下さい。

合うかどうか判断するための試用期間ですから、私自身も悪い事だと思っていません。

むしろ試用期間を設けて、実際に働いた上で判断できる方が、あなたにとっても会社にとっても良い事だと思っています。

そして、今回の経験を活かして、次に応募する会社をよく検討してみて下さいね。