あなたは、自分が日本の社会に馴染んでいると思いますか?
日本は、独特な文化があります。
周囲に配慮する、迷惑をかけない、ルールを守る、はっきりと言わず曖昧な言葉で濁す、などです。
もちろん、日本人だからこそ起きる素晴らしい文化や習慣もあります。
ただ、どうしてもそんな社会に馴染めない人もいます。それは時に、社会不適合者と呼ばれます。
社会不適合者とはどんな人なのか、そんな人でもできる仕事はあるのか、見ていきましょう。
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社会不適合者とは?
まず、社会不適合者とはどういった定義になっているのか紹介します。
辞書には、「社会の要求に応えて生活することが難しい人。社会に適合できない、うまくやっていけない人。」と記載されています。
社会とは、国ごとに違いますので、日本における社会不適合者とは、日本社会に馴染めない人、という意味で捉えてもよいでしょう。
では、日本社会は、人々にどういったことを要求しているのか、考えなければなりません。
日本が大事にするのは、礼儀です。
挨拶・お礼・気配りなどがあり、基本的には他者に対して行うものです。
つまり、他者に対して挨拶ができなかったり、気配りができない人は、社会不適合者と言ってもよいでしょう。
中には、集団生活が苦手というだけの人もいます。集団で行動することが苦手である。
複数の人の前で上手く話すことができない、というケースです。
ただ、それは社会不適合者ではなく、単純に人づきあいが苦手な人に該当するかもしれません。
その中でも、礼節が守られていれば、問題はありません。
また労働不適合者もいます。時間を守れない、会社のルールを守れない、周囲と上手く調和が取れない、すぐに嘘を言うなどです。
仕事をする上で、最低限のことを守れない人は、労働不適合者といってもよいでしょう。
仕事では、信頼・信用が大切です。
それが得られない人は、自分自身の言動に何かしら問題があります。それに気付かない、気付いても直すことができないと、仕事場に馴染めず、結局職を転々としてしまいます。
集団生活ができない人や労働不適合者もいますが、社会不適合者はもっと一般的な社会での生活を指した言葉です。
常識やマナーにどうしても馴染めない、合わない人がそう呼ばれてしまいます。
ただ、中にはファッション社会不適合者もいます。
そういう人は、普通に働いていたり、ただ怠け者だったりしますが、何かの言い訳に使っていたりします。
そうやって考えてるみると、社会不適合者とは誰が判断するものなのか、本当にそうなのか、非常に見極めが難しいものです。
自分は大丈夫だと思っている人も、一部で不適合な部分もあったり、気付かないところで、社会と合っていないこともあるかもしれません。
100%社会不適合者もいなければ、100%適合者もいないでしょう。
ただ、社会不適合者と言える人にはいくつか特徴があります。
特徴が当てはまれば当てはまるほど、社会不適合者の可能性が高くなります。
では、それはどんな特徴なのか、紹介していきたいと思います。
社会不適合者の特徴15選
1.人間不信
他人を信用することができない人です。
社会は、他人との繋がりや関わりはつきものです。
しかし、他人を一切信用せず、自分のことだけしか信用できない人は、不適合者と言えるでしょう。
自分しか信用していないため、行動する時も他人に合わせることができないですし、他人の言うことを一切聞きません。
中には、過去に信用していた人から裏切られてしまった事で、人間不信に陥ってしまった人もいます。
人間、良い人もいれば悪い人もいるという当たり前のことが分からなくなってしまうのです。
2.人に合わせることができない
自分自身を一番に優先してしまうため、他の人に合わせることができません。
自分が決めることが正しい、周囲が自分に合わせればよいと考えます。
他の人の意見や考え方を尊重することができません。
だから周囲にいる人は自然とその人から離れていき、気付いた時には一人ぼっちになってしまったということも。
マイペースな人もいますが、マイペースな人は我が強いのではなく、天然行動的にやってしまいます。
社会不適合者は、我が強すぎて、人に合わせることができないのです。
3.周囲の人を大切にしない
周囲の人への感謝や思いやりが一切ない人です。
基本的に他人が嫌いないので、他の人がどうなろうと気にしないという考え方です。
困っている人が目の前にいても、自分には関係ないで片づけてしまう。
なぜ他人に親切にしないといけないのか分からない、など、根本的に考え方が違います。
仕事であれば、自分の仕事が終わったら何もしないなどが挙げられます。
仕事は部署やチームでやっているので、自分以外の人の仕事も気にしないといけません。
しかし、他者が目に入っていない人は、そもそも気付かないことが多いのです。
4.時間を守ることができない
時間を守ることができない人もいます。社会は、時間の約束があって成り立っていることが多いです。
例えば、公共の交通機関は時間通り走っているから、予定が立てられます。
お店や施設も、決められた営業時間があって、働く人や利用する人がそれを踏まえて行動します。
でも日本社会における社会不適合者は、時間を守ることが大切だと理解できません。
だから、平気で人との約束の時間も破りますし、相手を待たせることにも罪悪感を感じません。
5.融通がきかない
他人の意見を受け入れない、一つの考え方に拘る、新しいものを否定するなど、融通が利かないのも社会不適合者の特徴です。
社会は常に変化していきます。
人々の暮らし方が変わったり、新しい法律ができ、より多くの人が生活しやすいように変わっていきます。
でも、それを一切受け入れようとせず、自分のやり方に拘ります。
相手に自分の価値観を押し付けたり、やり方を強要してしまい、トラブルになります。
仕事でも、自分のやり方に拘りすぎて、目的を見失ってしまうことが多々あります。
6.人を見下してしまう
社会不適合者は、自分以外は無能だと思ってしまう、人を小馬鹿にしてしまう傾向があります。
常に、人を上か下かで判断してしまい、何か一つでもミスや欠点を見つけると、相手を見下してしまいます。
人には得意不得意があり、自分より劣っている点もあれば優れている点もあることを理解できません。
すぐに人を見下すため、周りからは嫌われてしまいます。
自分では気付かないうちに、偉そうに誰かに命令したり、不快な発言をし、人間関係を築くことができません。
7.嫌なことから逃げてしまう
面倒なことをやることが苦手です。
社会不適合者は、何か面倒なことが降りかかりそうなるとすぐに逃げてしまいます。
例えば、仕事などで自分が嫌いな仕事が回ってきたり、自分がミスした時に、すぐに休んだり、どこかへ行ってしまい、人任せにします。
自分以外に迷惑がかかっても関係ないと考えているので、誰かが嫌な思いをしていても気にしないのです。
面倒なことに関わりたくないと思っているからこそ、他人と関わろうとせず、自分勝手に生きてしまいます。
8.自意識過剰である
社会不適合者は、自意識が異常に強いという特徴があります。
自分が世界の中心である、何事も自分を中心に回っていると勘違いをしています。
だから、他人は自分のために存在していると思ったり、自分以外の人は認めないという考え方をしてしまいます。
周囲に注意してくれる人がいても、そもそも自分が全て正しいと思っているので、聞き入れません。
だから、自分を注意してくれる人もいなくなり、孤独になっていきます。
そしてどんどん勘違いが増していき、嫌われていきます。
9.空気が読めない
空気が読めないのも、社会不適合者の特徴です。
人の感情が分からないため、今がどんな状況なのか、どんな言動をすべきなのか分かりません。
例えば、人が悲しい時も、自分のことしか考えていないので、気のきいたことが言えません。
それどころか、相手をさらに悲しませるようなことを平気で言ってしまいます。
それも、悪気があって言うわけではないため、周囲からは「あいつは空気が読めない」と敬遠されてしまうのです。
周囲の空気を感じ取れる能力も、社会に適用するためには必要です。
10.責任感がない
何かにつけて責任感がないという特徴があります。
自分が言ったことや行ったことに対して責任を負おうとしないため、周囲からは嫌われてしまいます。
何か問題が発生しても、どうせ誰かが何とかしてくれるだろう、どうでもいいと考え、真剣に向き合いません。
結局、他人の力を頼ることになり、周囲に大きな影響を与えます。
でも、自分以外の誰かが苦しんでいたり、困っていても、関心がありません。
だから、責任感がないことを悪いことと思わないのです。
11.固定観念が強い
社会不適合者は、一つのことに対しての固定観念が強いという傾向があります。
人とはこういうものである、社会はこうあるべきであると、自分の考えに固執してしまい、他人と調和することができません。
固定観念は、自分が学習してきたことから作られるものですが、社会不適合者に多いのは負のイメージで作られてしまうことです。
世の中も人も常に変化するものですが、視野が狭くなり、自分自身が創り出すイメージから抜け出すことができません。
その結果、社会から取り残されたり、人間関係で摩擦を生みだすことがあります。
12.プライドが異常に高い
無駄にプライドが高いという特徴があります。
プライドは誰しもが持っているものです。
ただ、それが強すぎることで、周囲の人と関係が悪化したり、暴走気味になったりします。
他人から馬鹿にされたくない、自分より人が優れていることが許せないと考え、常に人より上にいないと気が済みません。
仕事においても、そのプライドの高さから、仕事をより好みしたり、自分のミスを認めないといった弊害がでます。
それが周囲からの評価を下げ、結果的に損してしまいます。
13.虚言癖がある
すぐに嘘を言う、虚言癖のある人も、社会不適合者の可能性があります。
自分を大きく見せるためにありもしない嘘を言う人もいれば、何の意味もなく嘘を言う人もいます。
嘘を言ったあとにどうなるのかまで考えていないため、嘘をつくことを悪いとも思いません。
嘘をつかなければ、周囲と関係を築けない、自分自身の虚栄心を満たせないなど、自分に自信がない人が虚言癖になることもあります。
虚言癖が強い人は、やがて周りから全く信用されなくなり、自然と距離を置かれてしまい、孤独になります。
14.自分以外が視野に入らない(ナルシスト)
社会不適合者の特徴に、自分のこと以外が全く視野に入らない、いわゆるナルシストな人も挙げられます。
自分のことが好き過ぎて、他の人が目に入りません。
だから、自分のことで周囲が迷惑していたり、不快感を持っていたとしても、それに全く気付きません。
また、ナルシストが強すぎて、周りの人をナチュラルに見下してしまうことも特徴です。
例えば、自分が思うことをストレートに言ってしまい、それで人が傷ついたり不快な思いをしたとします。
でも、自分に言ってもらえて嬉しいだろ、と勘違いをしてしまいます。
15.精神的に脆い
精神的に脆すぎる人も、社会不適合者です。
他人の言動に対して、すぐにネガティブに捉えてしまい、傷つきやすい一面があります。いわゆるメンヘラと呼ばれる人がそうです。
被害者意識が強かったり、被害妄想が生まれ、周囲の人を困惑させてしまいます。
例えば、仕事上で注意されたら、自分は悪くないのに酷いことをされたと思い、注意した相手を悪者にしてしまいます。
そんなことではもちろん仕事になりませんので、徐々に社会に適合できなくなっていきます。
社会不適合者に向いてる仕事5選
社会不適合者の方であっても、仕事をしなければ生活をしなければなりません。
でも、社会に馴染むことが難しいので、当然仕事も選ばなければ続けることが難しくなります。
社会不適合者の方に向いている仕事はどんなものがあるのでしょうか。
厳選した5つを紹介いたします。
1.ライター
ライターの仕事は基本的に一人での作業です。
取材をする時は、人と関わらなければなりませんが、それ以外は、ほとんど人と話すことはありません。
ただひたすら文章を書き続けることがメインなので、社会不適合者であっても、続けやすい仕事と言えるでしょう。
クライアントや取材先の人と、メールでのやり取りはありますので、メールのマナーは身に付けた方がよいです。
近年は、ネット上で公開する記事を書く専門のライターもいます。
ネット上の記事は、そこまで裏取りをしたりする必要がありません。
インターネットで情報を集めて記事を書きますので、在宅でもできます。
どこかの会社に所属するライターもいれば、自分で仕事を取ってくるフリーライターもいます。
大事なのは、どんな記事が需要があるのかリサーチすることです。
なるべく多くの人に読んでもらうように工夫をすることが大切です。
例えば、インターネット上で掲載する記事であれば、SEO対策をしっかりし、なるべく検索結果で上位に表示されるようにします。
2.プログラマー
プログラマーは、プログラミング言語を用いてひたすら作業に没頭していく仕事です。
何かのシステムやアプリケーションを作る時に、複数のプログラマーでチームを組みます。
しかし、チーム内での会話はほとんどありません。
それぞれが作業を分担し、自分に与えられたプログラムを組んでいくことになるので、基本的にほとんど人と関わらないと思っても大丈夫です。
中には、在宅でフリーで活動しているプログラマーもいます。
クライアントから依頼されたシステムやアプリを、一人で作り上げているのです。
何時間も、パソコンに向かってひたすらタイピングをし続けます。
常人であれば、それが苦痛に感じるかもしれません。
しかし他人と関わることが苦手な人にとっては、天職になります。
コミュニケーション能力があれば、プログラマーをまとめるマネージメント職に昇進したりします。
でも、好きでプログラマーを続けている人もおり、収入も十分にありますので、食いっぱぐれがありません。安心して続けることができる仕事です。
3.工場の軽作業
工場での、主にライン作業などです。
労働そのものは、ずっと立ちっぱなしだったりと肉体を酷使するものが多く、ハードです。
ただ、仕事の内容は単純作業であり、一人で黙々とするものが多いので、社会不適合者の方にもお薦めです。
必要なコミュニケーションは、朝の挨拶と、お昼の時間、そして帰社する時ぐらいです。
でも、朝と帰りは、挨拶ができればよいレベルです。
工場に勤務している方は、同じようにあまり人と関わりたくない人が集まってきます。
だから、無駄にコミュニケーションを取る必要もありません。
お昼も、多くの人が一人で黙々とご飯を食べています。
収入も、年収300~400万円は期待できますので、生活するには十分です。必要な資格も特にありませんので、誰でも始めやすい利点があります。
工場によっては、食品を扱ったりするところもあるので、衛生面は気をつけなければなりません。
自動車工場などは、そこまで衛生面にはうるさく言われないので、どの工場で働くかも最初に考える必要があります。
4.アフィリエイト
アフィリエイトとは、企業の商品を宣伝し、商品が売れるたびに報酬を得られる仕事です。
宣伝の仕方は、人それぞれ自由です。よくあるのが、自分のブログに商品の広告を貼る方法です。
ブログを見に訪れてきた人が、商品の広告をクリックしたり、そこから商品を購入すると、その売り上げの一部を報酬として受け取ることができます。
ブログ以外にも、ホームページ、メルマガ、まとめサイトなど、メディア媒体はさまざまです。
自分の好きなページを作り、そこに広告を貼るだけなので、楽しみながらできるのも利点です。
会社に所属したり、どこかと契約を結ぶと言った事はありません。
完全にフリーでできる仕事なので、始めようと思えば、今からでも始めることができます。
収入は、ピンキリです。プロブロガーと呼ばれる人達は、月収数十万から百万円ほど稼いでいます。
しかし、始めたばかりの人は、ほぼ収入ゼロか、あっても月収数千円です。
いかに根気強く続けるかが鍵になります。
マメにブログを更新したり、コンテンツを増やしていくことも大切です。
5.トラック運転手
トラック運転手は、日常生活で利用される商品を、全国のお店に運んだりする仕事です。
中型免許や大型免許があればできる仕事であり、仕事内容は基本的にずっと運転です。
運搬作業もありますが、近年は女性のドライバーも活躍しており、さほど力は求められません。
ドライバーの中でも、長距離トラックドライバーから、中距離、近距離と分かれます。
長距離になると、全国各地を走り回ることになりますので、家に帰れないことはザラです。ただその分収入は良いです。
トラック運転するためには、どこかの会社に所属する必要があります。
ただ、コミュニケーションは必要最低限の連絡を取るぐらいなので、人との会話はそこまで求められません。
労働時間の大半が、一人で黙々と運転することになりますので、社会不適合者の方でも安心です。
最近は、ドライバーの運転マナーが社会問題となり、マナー教育を厳しくしている会社もあります。
交通ルールをしっかりと守れ、人に迷惑をかけない運転をすることが求められるでしょう。
社会不適合者に向かない仕事はこんな仕事
逆に、社会不適合者に向いていない仕事はどんなものがあるのでしょうか。
中には、一見すると人と喋らなくてよさそうだなと思ったら、実は人とのコミュニケーションがメインだった、という仕事もあります。
あらかじめ避けた方がよい仕事を、いくつか紹介いたします。
1.営業・販売
営業や販売は、人とのコミュニケーションが命です。
お客様に商品を買ってもらうためには、まず相手に不快な思いをさせないこと、あわよくば自分を気に入ってもらうことが大切です。
でも、社会不適合者の方は、そういった気配りや相手の感情を読み取ることが苦手です。
だから、営業や販売の仕事をしても、なかなか結果は出ません。
それどころかお客様を不快にさせてしまい、会社に迷惑をかけてしまう可能性があります。
どんな会社、どんな商品であれ、営業・販売の仕事は人と話すことが求められます。
お客様との会話だけではなく、職場でも上司や同僚と連携が必要です。
営業は、体育会系のノリが強いところもありますので、コミュニケーション能力が高くなければ、避けた方がよい仕事です。
2.接客業
接客業も、人と会話をすることが大切です。
例えば飲食店の接客であれば、挨拶から注文を取る時の言葉遣いなど、高いコミュニケーション能力が求められます。
レストランや飲食店は、接客がお店のイメージを決めます。
いくら料理が美味しくても接客がまずければ、評価は下がってしまいます。
中にはクレームに発展し、それがネットで拡散され、取り返しのつかないことになるかもしれません。
接客業=会話であるという人もいます。
お客様が話しかけやすい雰囲気を出すことも大事ですし、相手が何を求めているのかくみ取る能力も必要です。
他の仕事に比べると、コミュニケーション能力がより重要となる職業です。
3.事務職
事務職は、黙々と事務作業をするイメージがあり、社会不適合者でもできるのでは、と思われがちです。
しかし、意外と会話する機会が多くなります。
例えば、来客時にお茶を出したり、客間への案内を、事務員が行うことがあります。
その際も、挨拶や軽い会話が必要です。
同僚や上司とのコミュニケーションも重要であり、どんな仕事が求められているのか、正確に理解して業務をしなければなりません。
また、小さな会社だと、電話番も事務員がやっていることが多いです。
電話には、重要なお客様からかかってくることもあれば、迷惑な営業電話もくることがあります。
その切り分けもある程度人と会話できなければ、難しくなってきます。
社会不適合者の方には、事務職は難しいでしょう。
4.カウンセラー
カウンセラーは、まず何より相手の気持ちを理解してあげることが大切です。
相手が何に対して悩んでいるのか、どんなアドバイスを求めているのかを理解し、適切な言葉を投げかけます。
カウンセリングを求めている人は、悩んでいたり、傷ついていたりする人が多いです。
そんな時に、無神経な言葉や態度をすると、余計に相手を苦しめてしまいます。
社会不適合者の方は、相手の心情を理解することが難しいので、カウンセラーには向いていないと言えます。
逆に、社会不適合者だった人は、相手の苦しみを理解することができ、カウンセラーに向いているという意見もあります。
ただ、それはあくまで乗り越えた人に限ります。
現状、自分が社会不適合者と思うのであれば、カウンセラーになるのは避けた方がよいでしょう。
無理に社会に適応する必要はない
社会不適合者という言葉を聞くと、どうしても悪いイメージで捉えてしまいます。
しかし、決してそういったわけではありません。
その人の人格であり特徴です。ただ、一般社会とは合わないというだけです。
「普通はこうだから」「社会人だったら当たり前」「会社とはこういうものだ」こうしたルールをただ受け入れることは簡単です。
ただ、それは思考停止している状態とも言えるのではないでしょうか。
なぜこんなルールに従わなければならないのだろうか。
これには本当に意味があることなのか?と常に疑問を持つことは、非常に大切です。
「なぜ毎日辛い通勤をしながら、会社に行かなければならないのだろう」
「家でできるような仕事を会社でやる意味はなんなのだろう」
「働くために生きるのか、生きるために働くのか、自分はどちらなんだろう」
こんな風に考えたことはありませんか?
当たり前に過ぎていくことに対してふとした疑問を持つことは、実はとても大きな価値があることです。
働き方は人それぞれです。
会社に通って週5日働くのが普通だからと、常識にとらわれず、自分らしい働き方を見つけた方が、自分らしく生きられます。
むしろ、日本は働き方改革を始めようとしており、今までの働き方とは全く違う働き方を見出そうとしています。
無理に社会に適応しない、自分らしく働くことこそが、これからの日本人に求められるのかもしれません。
そう考えると、社会不適合者と呼ばれている人は、実はこれからの社会を先取りした存在なのかもしれませんね。
日本は、戦後の高度経済成長からバブル時代を、未だに引きずっている側面があります。
それは、働くことこそが美学だと捉え、ただひたすら毎日働き、それが幸せを掴める方法だと信じた時代でした。
ただ、それらを知らない若い世代は、新しい働き方を模索しています。
働くこと、そして自分のプライベートな時間、家族との時間のバランスを取り、もっと人間らしい生活をしていくべきだ。
そんな風に、価値観は徐々に変わりつつあります。
家で仕事をする選択肢も考えよう
社会不適合者は、普通に会社に通って、普通に仕事をすることが難しくなります。
我慢して働き続けている人もいますが、本当にそれでよいのでしょうか。
もし会社通いが辛いと感じているのであれば、家で仕事をするという選択肢も考えてみてはいかがでしょうか。
近年、「在宅ワーク」や、「SOHO」という単語が一般的になりました。
実際にハローワークに行って仕事を探してみると、これらの単語を目にすることがあります。
在宅ワークは、基本的に自分で仕事を取ってきたり、クライアントと契約して仕事を請け負います。
全てが自己責任ではありますが、煩わしい人間関係を気にする必要がなくなります。
何より通勤の時間を省くことができますので、会社通いよりも時間に余裕ができるでしょう。
在宅ワークをするにあたり、必要なものは以下です。
・パソコンとインターネット
・スマートフォン(携帯電話)
・銀行口座
一つずつ解説します。
まず、パソコンとインターネットは必須です。
在宅ワークのほとんどが、パソコンを使って行います。
例えば「社会不適合者に向いてる仕事5選」で紹介した、アフィリエイトやライターは、在宅ワークの代表です。
これらは、パソコンで文章を書き、ネット上にアップすることになります。
スマホでもできますが、パソコンに比べると非常に効率が悪いです。
またクライアントによっては、Excelやwordファイルで提出することもあります。
最低限のパソコンスキルは合った方が安心です。
スマートフォン(携帯電話)は、連絡を取るための手段として必要です。在宅ワークとはいえ、緊急の仕事の連絡や、打ち合わせなどで、クライアントと電話で直接話す可能性があります。
基本的にはメールでやり取りしますが、緊急時の連絡先として、スマホや携帯は所持しておかなければなりません。
銀行口座は、給与の振り込みに使います。給与は基本振り込みです。
クライアントによって、給与が支払われるタイミングが違いますので、まめに記帳した方がよいでしょう。
もし記帳が難しいのであれば、ネットバンキングを使えば、スマホで入出金の確認ができます。
あとは、どんな仕事をするのかを決めれば、明日からでも在宅ワークを始めることができます。
ただ、今現在サラリーマンをやっている方は、いきなり独立するのは危険です。
まずは副業で始め、在宅ワークが軌道に乗ってきたら、一本化していけばよいでしょう。
独立して在宅ワークで活躍している人の多くが、元々サラリーマンをやっていた方ばかりです。
サラリーマンの働き方に疑問を抱いたり、自分と合わないと感じ、副業を始め、そこから独立へと繋げました。
大事なのは、自宅で仕事をしてみることです。
そうすれば、会社の仕事比べて、どんな利点があるのか、自分には合っているのかが分かるでしょう。
まずは、始めの一歩を踏み出してみてください。
まとめ
社会不適合者と呼ばれている人は、非常に特徴的な人です。
他人と関わることが苦手、相手の感情や心情を理解するのが難しい、コミュニケーションが上手く取れない、など社会で活躍するには致命的なものです。
ただ現在は、在宅ワークという新しい働き方があります。
馴染めない会社の働き方に自分を合わせるのではなく、自分に合った働き方に寄せていけば、より自分らしく生きることができるのではないでしょうか。
もし在宅のお仕事に少しでも興味を持った方は、今すぐに行動しましょう。
その行動こそが、これからの自分を創り出すための第一歩になるかもしれません。
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