こんにちは、はんのとみひろです。
僕はサラリーマン時代、うつ病が原因で退職した経験があります。
うつ病は周りの人に理解されづらい病気で、甘えだと言われたり、仕事で人に迷惑がかかるなどと、いろいろ言われ辛い思いをしました。
結局、会社をクビに近い形で退職させられてしまいました。
うつ病になったことはとてもつらく、その事実を受け入れるのは大変でした。
うつ病になったのは自分のせいだと自分を責め、どうすればうつ病にならずにすんだのかと後悔もしました。
だけど、今はうつ病になってしまったのは、もう仕方がないことで、前向きに生きようと努力をしています。
今回は、そんな僕が思う、うつ病で退職してよかったことを書いていこうと思います。
その前にうつ病で退職を考える際に出てくる悩みや不安解消についても触れていきたいと思います。
まずは自分の体のことを第一に考えよう
うつ病でこれから退職や休職を考えている場合、会社に迷惑がかかるのではないか、同僚に迷惑がかかるのではないか、復職に響くんじゃないかといろいろと考えてしまうことと思います。
しかし、一旦これらの心配ごとは忘れてください。
どの道迷惑がかかるし、査定に響くのは免れないので、この際割り切って自分のことだけを考えましょう。
そして、僕も経験がありますがうつ病は理解されづらい病気です。
なので、上司や同僚に理解を求めても無駄なことが多いことも覚えておきましょう。
そういう意味でも、割り切って自分のことだけを考えるのがいいのです。
真面目で優しいあなたにはなかなか難しいかもしれませんが、気にしないのが一番です。
そして、退職や休職までの期間は、うつ病の症状が悪化しないように無理をしないようにしましょう。
退職よりも先に休職をしよう
仕事をしながらうつ病を治すのはかなり難しいです。
なのでまずは休職することをおすすめします。
退職するかどうかは休職中に考えればいいのです。
本当に退職していいのか、復職して同じ症状がぶり返したりしないか、今の仕事が合っているのか、転職して同じ状況にならないためにはどうすればいいかなど、様々なことを考えるいい機会になるはずです。
ただ、焦ってはいけません。
治すことを第一に考えて、余裕があったら考える程度でいいでしょう。
そんなこと簡単に言うけど、休職なんてできないよと思うかもしれませんね。
僕が言いたいのは、長い人生において仕事と自分の体、どっちが大切なのかということです。
うつ病は最悪の場合、自らの命を絶ってしまいかねない病気です。
僕も何度もこの世から消えようか考えて実行に移すか考えていたことがあります。
それくらい辛い病気なので、ここは勇気を持って休んでください。
退職するか、復職するかは休んでからじっくり考えましょう。
本当に退職していいのか?
休職して、いろいろと考えて、出た答えが退職だとしましょう。
退職するにあたって様々な不安や心配がありますよね。
次の仕事が決まるまでのお金の心配
仕事の能力が落ちるか心配
職歴に傷がつく心配
一度レールから外れると復帰できないのではないか
再就職できるか不安
再就職で今より収入が下がるのではないか心配
辞めなければよかったと後悔しそう
こういった不安があって、退職を躊躇してしまいますよね。
要するにお金や仕事の目処がつかない状態が不安で復職の方がいいんじゃないかと思いがちです。
ですがよく考えてみてください。
復職を選んだ場合、今の会社はうつ病再発しないでしょうか?
うつ病を上司や同僚に理解されない
業務量が多い
仕事内容が自分に合ってない
人間関係が辛い
こんな悩みを抱えていたらうつ病は再発してしまいます。
こういう場合、仕事や職場にうつ病の原因があるので復職はおすすめできません。
心配や不安があるかもしれませんが、退職を選ぶのが正解です。
お金の心配も大丈夫
収入が途絶えると生活できなくなるので、お金の心配をするのは当然です。
だから休職や退職を躊躇してしまうのですが、実は休んでも退職してもお金をもらう方法があるのです。
それは傷病手当金というものです。
病気や怪我などで休職や退職した場合、今までもらっていた給料の三分の二の金額を貰えるという制度です。
僕も会社をクビになって、収入が途絶えてしまったとき傷病手当金制度を使って生き延びました。
もらえる期間は1年半と短いですが、この期間に体調を整えましょう。
それと、傷病手当金の期間が切れたら失業手当をもらって、その間に再就職先を探せばいいのです。
退職届けを出したり、引き継ぎするのが嫌だ
もう上司の顔も見たくない、というように出社して退職届を出したくない場合もありますよね。
その場合、退職届を郵送すれば会社を辞めることは可能です。
ただ、注意点があって円満退社ができない場合があるので、事前に電話でしっかりと事情を伝えることが大切です。
電話で会社が、「出社して退職届を提出する必要はない」と判断してくれたらOKです。
僕の友人もうつ病なのですが、電話と郵送で無事退職することができました。
その友人はうつ病がひどい状態で電話もしたくなかったので、代わりに父親に電話をしてもらって会社に理解してもらったそうです。
全部自分でやろうとせず、家族の人に助けを求めるのもありですね。
再就職はできる
退職したら社会復帰できるかどうかも心配ですよね。
でも大丈夫です。
世の中会社はたくさんあります。
何度も転職を繰り返していたとしても、年齢がネックだとしても、うつ病だったとしても、療養生活で空白期間があったとしても、理解してくれる会社は存在します。
ただ、今より条件は悪くなるかもしれないし、会社の数は少ないので、そこは覚悟が必要でしょう。
でも、あなたを雇ってくれる会社は存在するということは知っておいて、希望を持って就職活動してください。
再就職を後悔している人もいる
実は、再就職に成功したとしても後悔している人もいます。
どんなことで後悔しているのかというと、
仕事についていけない
仕事を覚えられない
仕事を教えてくれない
教育係がいない
先輩が忙しそうで教えてと言いづらい
上司や同僚との人間関係で悩む
仕事のブランクがあってうまく仕事ができない
社風が合わない
こういったことで再就職先で困っていて、入社を後悔しているのです。
再就職先はあることはありますが、仕事を覚えるまでの期間大変な思いをしたり、教育体制が整っていなかったり、あなたに合った会社でなかったりする場合があるということは、頭に入れておいたほうがよいでしょう。
働き方の選択肢は一つではない
どこかの組織に属さないという仕事スタイルも存在します。
インターネットが発達した現代ではパソコンさえあれば在宅ワークが可能です。
また、僕がやっているブログやメルマガを書いたりといったネットビジネスも現代的働き方の一つです。
だから、復職や再就職だけが全てではないということを知ってほしいなと思います。
僕がうつ病で退職したけど良かったと思うこと
休職や退職についてアレコレ書きましたがやっと本題です。
僕はうつ病で会社を退職、というかクビだったので当時は自分のことを全否定された気持ちになり絶望しました。
本当に辛くて、僕が生きてきた意味はなんだろうとか、この先生きている意味はあるのだろうかと、この世から消えようと何度も考えたりしました。
退職して約2年ほど寝込んで療養生活をして、気持ちも前向きになって、過去のことを後悔しても仕方がないし今を生きようと努力できるようになりました。
それからネットビジネスに出会って、ブログとメルマガを書いて生計を立てられるようになったわけですが、今では会社を退職して本当に良かったと思っています。
療養生活でうつ病も良くなりました。
療養中に今までの人生、今の人生、今後の人生について深く考える事ができたし、自分の価値観ってなんだろうって自分を見つめ直すことができたり、自分がやりたいこと、やりたくないことってなんだろう、なんでうつ病になったんだろう、どうすればぶり返さないだろう、どんな環境だと働けるだろうとか、様々なことを考えるいい機会になったからです。
それで、自分は本当に会社で働きたいのかと自分に問うたわけですが、答えはノーでした。
体調的にもぶり返すかもしれないし、まだまだ通院が必要だったというのも、就職しなかった要因の一つです。
それで自分の力で生きていこうと決め、ブログやメルマガを書くようになったわけですが、これもたくさん良かったことがあります。
まず、文章を書くのはとても楽しいことがわかりました。
役に立つことだけでなく、思っていることや考えていることをバーっと書くのは気持ちがよくストレス発散になります。
もともと文章を書くのは苦手だったのですが、書いてみたら面白くてハマりました。
文章を書くだけだから、意外と簡単だったのも自分に合っていました。
あと有名人でも、大学教授でもない一般人の僕が書いた文章が人様の役に立つというのがとても興奮するし、それでお金をいただけるなんてとても嬉しいことだと思っています。
自分の力で生きていけるという自信にもなるし、文章を書くために勉強もするのでいろいろな知識を吸収することができて成長を実感できています。
好きなことで生きているなって感じがします。
他には、会社員ではないので満員電車に乗らなくていいし、煩わしい人間関係もないし、起きる時間も寝る時間も自由だし、ノルマはないし、プレッシャーはないし、規則はないし、日曜の夜も憂鬱にならないし、行きたくない飲み会もないし、とても解放的な毎日です。
まさに自由に生活をしています。
うつ病になったこと、会社をクビになったことはとても辛い思いでしたが、今は自由が手に入って良かったと思っています。
いろいろと書きましたが、簡単にまとめますと
体が一番
自分のことを第一に考えてまずは休職
療養に専念しつつ人生のことを見つめ直す
再就職先はあるから絶望することはない
働き方は多様になっているので自分に合った働き方を探そう
です。
この記事があなたのお役に立てれば嬉しいです。
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