老後でも仕事は続けるべき?生活費はどれくらい必要?

「一生懸命働いてきたのに、もらえる年金はこれだけ?」
と、ため息をついている、そこのあなた。

定年退職を目前にして、いざ年金受給額を確認すると、ショックを受けますよね。

せっかく老後はのんびり過ごす予定だったのに、今の貯蓄と年金だけで生活していけるのか、とても不安になると思います。

その不安を解消するために、働き続けるという選択肢はいかがでしょうか?

「再雇用もないし、この年齢で採用してくれるところなんてないよ!」

そんな事はありません!

あなたの今までの経験や技術は、十分価値があります。

健康で体力があるならば、今まで時間がなくてできなかった事や、新しい事に挑戦したっていいじゃありませんか。

もちろん、今までと同様にバリバリ働く必要はありません。

あくまで健康第一で、週何日か働いて、小遣い稼ぎくらいの気持ちで働いてみませんか?

年金と貯蓄だけで生活していくのか、それとも少しだけ働いてみるのか・・・

今後の生活費の事を考えながら、あなた自身が楽しい老後を送れるように、一緒に考えてみましょう。

目次

老後の生活費はこんなにかかる!

公共財団法人の生命保険文化センターによると、夫婦2人の場合、老後の最低日常生活費は月22万円。

ゆとりのある生活を送りたいならば、月35万円必要だと言われています。

 

さらに、もらえる年金も年々下がっており、厚生年金を40年間払い、奥様がずっと専業主婦のご夫婦の場合は、年収にもよりますが、もらえる年金は月22万円となっています。

国民年金に関しては、1人あたり月6万5千円とさらに少ないです。

年金はあくまで、生活費の必要最低額しかもらえないという厳しい状況です。

 

今のあなたの生活費と比べてどうでしょうか?

歳を重ねた事により食べる量が減ったとしても、今度は食事を作るのが面倒になって、宅配や惣菜を買ってくる事も増え、むしろ食費が増える場合があります。

また、高齢によって病気になるリスクが高まり、医療費が増える可能性も大きいでしょう。

 

定年退職を迎えた時に、貯蓄額が3000万以下の場合は、働き続ける事を考えた方が良いかもしれません。

老後でもできる仕事

老後に、今までと同様に無理して働くというよりは、年金で足りない部分を補う感覚で、週2~3日ぐらいで働けるのが理想的ですよね。

ですから、正規雇用にこだわらず、パート・アルバイトでも十分ではないでしょうか。

 

体力があれば、できる仕事はたくさんあります。

・飲食店などの調理補助
・駐車場などの誘導もしくは警備
・ホテルや工場の清掃
・タクシー運転手やトラックのドライバー
・新聞配達やポスティング

 

他にも、国家資格を持っているのであれば、ぜひ活かして下さい。

とくに、士業と呼ばれる弁護士、行政書士、税理士、社会保険労務士などの場合は、体が動く限り定年などありません。収入も、普通のアルバイトをするより稼げるはずです。

 

ほかにも、語学力があり、TOEICなどで800点以上取れていれば、仕事の幅も広がる事でしょう。

老後の仕事はどこで探す?

若い頃のように、ハローワークに行ったとしても厳しいかと思います。

なにより、ハローワークの担当者はあまり協力的ではないので、どうしても応募したい企業がない限り、利用しても良い返事はもらえないかもしれません。

それよりも、現在はシニア向けの求人サービスが増えつつあるので、あなたの直近の仕事経験を生かして応募してみてはいかがでしょうか。

 

・シニア向け求人サイトを利用する
・派遣会社もしくは人材紹介会社に登録する

 

ほかにも、収入は少ないかもしれませんが「シルバー人材センター」に入会して、経験を活かす方法もあります。

 

1番良いのは、あなたの今までの人脈を活かして、知人の紹介で働くのが理想的です。
雰囲気も掴みやすいですし、あなた自身も働きやすいかと思います。

個人事業主として働くという選択肢

あなたのペースで働くためにも、組織に属して働く事にこだわる必要はありません。

資格や知識、技術を活かして個人事業主として働くのも良いでしょう。

 

例えば、調理師の免許を持っているならば、挑戦したい分野で修行をし、あなたのお店を開くのも素敵ですよね。

語学力に自信があるのであれば、子供向けの英語教室を開いてもいいかもしれません。

 

私の知り合いでも、70歳近い年齢であるにも関わらず、ガス系の工事業者として現役で働いている人がいます。

中小企業だと手が回らない場合は、個人でやっている業者に委託する事も少なくありません。

その人は、今までの経験からなのか、前例のない現場工事でもこなす事ができ、なおかつ、とても作業が丁寧なため、お客様にも好評なのだそうです。

それもあって、年齢を重ねても自然と仕事が舞い込んでいるようです。

 

あなたも、資格や技術があるならば、ぜひ活かした仕事に挑戦してみて下さい。

60代でも働く場はたくさんある!

近年、年金を頼りにできなくなってから、歳を重ねる事に対してネガティブなイメージが増えているように感じます。

でも、本当にそうでしょうか?

最初から諦めてしまう前に、様々な視点から探せば、働く事は十分可能なはずです。

なにより、歳を重ねても、社会と接点があるのは素晴らしい事ではないでしょうか。

 

もしかしたら、以前の会社での役職が忘れられず、若い子の下で働く事に抵抗を感じる場合もあるかもしれません。

でも、そこは大人の余裕で受け入れてあげて下さい。

むしろ、過去に縛られ、あなた自身の経験が活かされないのはもったいない事です。
ぜひ、優しく助言してあげて下さい。

そして、新しい事へ挑戦もしてみて下さい。

 

歳を重ねた時こそ、新しいものに触れ、どんどん外にでるべきではないでしょうか。

体が衰えたからと言って、心まで老け込む必要はありません。

せっかく健康で迎えられた老後なのですから、家にこもらず、まだまだ社会で楽しむべきです。

今はパソコン1つで仕事もできますし、やろうと思えば起業もできます。

でも、それには、あなた自身の熱意が何よりも必要になってきます。

私の親戚でも、中卒の学歴がコンプレックスだからと、65歳過ぎてから定時制の高校に通い、四年間皆勤賞で卒業、今度は放送大学に入学しました。

あなたは、この行動をどう思いますか?

私は、なかなか真似できる事ではないと思いますし、心から尊敬しています。

何歳になっても挑戦し続ける人は、いつまでも若々しく、今を楽しんでいる人ばかりのような気がします。

あなたにとっては当たり前であったとしても、社会が必要としている知識や技術が必ずあるはずです。

ぜひ、現状に悲観せず、今まで我慢してきた分、第2の人生を楽しんでみて下さい。

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