眠る前に、ふと「会社と家の往復の毎日に嫌気がさす」と考えてしまうことはありませんか。
実はそのように考えてため息をついている人は少なくないそうです。
僕も過去、特に仕事に慣れてきてからそう考えることが増えて、「何のために自分は頑張っているんだろう」と悩んだこともあります。
そう考えてしまうのは「毎日同じことを繰り返している」「興味がないことをやっている」からと言われていますが、思い当たる節はありますか?
そんな時こそ、新しい趣味を持ってみるという方法もあります。
昔はやってみようと思わなかったことでも、実は少し試してみると意外に面白く、それが人生を楽しくするきっかけになるかもしれません。
本を読むことでもたらされるメリットは
毎日忙しく仕事をしながらも読書をしているという方はあまりいないか思います。
「人生、退屈だな」と思っている方に是非試していただきたいのが、この「読書」です。
「仕事で疲れているのにまた活字を読むのか?」と思われたかもしれません。
しかし、今では本屋に行って本を購入しなくてもネットで購入でき、ネットレンタルして届けてもらうこともできます。
それだけでも今は本を読むまでの手間が省けます。
人生を楽しんでいる人ほど読書を大切にしているともいわれています。
本を読むことで
・いろいろな世界を体験できる
・小説を読むと現実を忘れ、別次元の世界へ導いてくれる。その一瞬、今の自分ではない別次元で生きる自分になれる。
・自分の知らない世界や、知識を得られる。
・表現や言葉の勉強になり、語彙が増える。
本を読むのが好きという方は、
自分ではない誰かになれる疑似体験と、知識等が増えること、
心を落ち着かせることができる等のメリットを感じています。
忙しい日々を送っている人にこそ読書はオススメです。
人生を楽しくさせる気持ちになるおすすめの本
同じような毎日を過ごしていく中で、たった1つの本に出会ったことでその後の人生がまるっきり変わったという人もいます。
ぜひ、気になる1冊だけでも手に取って読まれてみては?
「大河の一滴」(幻冬舎文庫) 五木寛之著
前向きに生きたいけれどポジティブに考えが続かない、もう頑張りたくない。
そんな考えの貴方にこの本の「いまこそ、人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう」「傷みや苦痛を敵視して闘うのはよそう。ブッダも親鸞も、究極のマイナス思考から出発したのだ」という言葉が胸に響いてくることでしょう。
「90歳、何がめでたい」 佐藤愛子著
2016年5月まで1年に渡って『女性セブン』に連載された大人気エッセイに加筆修正を加えたものです。著者の佐藤さんは90歳になることで起こる体の衰えに対する嘆きや、日々の生活が豊かになることで起こる不便さ、悩んでいる若者を叱りながらも「頑張れ」と励ましてくれます。人生を生き抜くための素敵な言葉もたくさん。笑って深く考えさせられる素敵なエッセイです。
「仕事は楽しいかね?」デイルドーテン
出張の帰りに「私」は大雪のせいで空港に足止めされます。その時1人の老人と出会い、話をしていくことで自分の仕事観が揺らいでいきます。その老人の正体とは……。
この仕事を続けていていいのか、将来は明るいのか?悩んだ人にとっての素敵な道標になる1冊です。
「嫌われる勇気」岸見一郎他
「読んで、行動することることで人生が変わりました」という感想もある一冊。
アドラー心理学について対話形式で書かれており読みやすくわかりやすい内容になっています。対人関係や自分の生き方に悩んでいた時に読むうちに考えが180度変わって自分を見つめなおすきっかけになります。
小説が苦手な人でも大丈夫!漫画で分かる人生観
何百ページもある本を読む時間がない!という方には、漫画もオススメです。
今は、原作が小説でそこから漫画に起こしているものもありますので、気になる本で漫画になっているものがあればそちらを読むのもいいかもしれません。
「キャプテン」ちばあきお
名門青葉学院から墨谷二中に転校してきた谷口タカオは補欠だったにもかかわらずユニフォーム姿を見ただけで「野球がうまい」と勘違いされます。周囲の勘違いに最初は戸惑っていた谷口ですが、周囲の期待に応えようと努力を重ねます。そして、晴れてキャプテンに任命され中学野球の頂点を目指していくという物語です。才能があるわけでもなくただ一生懸命な主人公の姿に声を出して応援したくなる内容です。
「スラムダンク」井上雄彦
中学3年間女性に振られ続けた高校1年の不良少年桜木花道は背と身体能力の高さからバスケットボールの主将の妹赤木晴子に入部を薦められます。彼女に一目ぼれしたバスケ初心者の花道は練習・試合を通じて徐々にバスケの面白さに目覚め、才能を開花させながら全国制覇を目指すが…。胸が熱くなるシーンが盛りだくさん、心に響く、グッとくるセリフも数えきれないほど。
「岳」石塚真一
山岳救助隊を題材とした漫画で山の魅力と厳しさが描かれています。
主人公三歩の人柄や言葉もこの作品の魅力の1つ。
人の命を救うこと、そして人生とは、命とは何なのかを考えさせられる作品です。
さいごに
人生がつまらないと感じるのは誰にでもいろんなタイミングであることです。
現状を変えたいのであれば、じっとしていては始まりません。
そこで自分はどうするかが重要になってきます。
「こんなことをしたって無駄だよ」と思っていても、それが貴方の人生をくるっと変える大きな出来事になるかもしれません。
一度騙されたと思って、読書を生活の一部に取り入れてみてくださいね。
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