あなたは人と会話をすることは得意ですか?
コミュニケーション障害のことを略して『コミュ障』と言い、人と気軽に話すことが苦手・苦痛に感じる人のことを言います。
僕も『コミュ障』で、昔からの知人でも「今言ったことで気分を悪くしていないかな」と会話をしながら考えてしまい、不安になることがあります。
今はまだ友達同士だから「実はちょっと話すのが苦手で~」と説明できますし、会話に積極的に加わらなくても問題ないことが多いです。
しかし、今後社会に出て「こんなことで大丈夫なんだろうか、自分が働ける場所があるんだろうか」と不安を抱えていませんか?
周りとうまく付き合うコツや仕事を紹介していきますね。
あなただけじゃない!実は世の中コミュ障だらけ!(例や特徴など)
「みんなあんなに楽しそうに話せてすごいな、自分なんて……」
と考えていませんか?
意外に思われるかもしれませんが、実は自分は『コミュ障』だと感じている人は世の中にたくさんいます。
僕も今では人とのコミュニケーションを苦痛に感じることは少なくなりましたが、初対面の人と話すのがとても苦手で、すぐに赤面してしまいさらに恥ずかしくなるという悪循環で、家から出ることや他人と会話をすることがとても不安に感じている時期がありました。
あなたの友人の中にも隠れ『コミュ障』の人がいるかもしれませんよ。
『コミュ障』の特徴は以下になります。
・相手の目を見て話すことができない
相手と話すときに目を見て話すことが出来ず、いつも目以外を見たりそもそもその人ではなく景色を見て緊張しないように心を落ち着かせようとしてしまいませんか?
・他人との距離感の取り方がわからない
相手とどんな風に話したらよいのか、どの程度自分が話せばいいのかわからず人と話すのを苦痛に感じてしまいます。本当はもっと仲良くなりたいけれどそうすればよいのかわからない……。
・自分が話したら邪魔になると思って話せない
「話したいことはあるけれど、こんなこと話してもいいのかな」
と必要以上に空気を読んでしまい、結局相手の話を聞くだけで終わってしまうことが多いです。
自分が話したって面白くもなんともないと思いませんか?自分が話したことでその場が暗くなったり間が空いてしまうのが怖くありませんか?
・話が続かない
相手に話題を振られても上手く返せず、次の会話が生まれない……。
上手く返そうとすればするほど空回りして「そうだね」「うん」という先に続かない返答ばかりがでてしまって簡単な質問にさえ答えられないということがあります。
・友達がつくれない
大勢でいてもなかなかうまく話せないし、本音が出せない。
結果深い仲にはなれないので友達がいない・または少ない。
友達を作りたいけれど、話すことが苦手で相手に嫌われないかが気になってしまうからなかなか先へ進めません。
・人の目を見ることができない
人の目を見て話すことが苦手で、目を見ることができず景色や、他のものを見て落ち着かせようとしていることがあります。
・会話が続かない
相手に会話を振られても上手く話せず、次の会話に発展さえることができず、上手く話そうとするほど空回りをしてしまいます。
・話の邪魔にならないか心配
上手く会話が出来ないので、不安や恐怖で自分が話すことを避けてしまい、話したいと思うことがあっても、なかなか話せません。
コミュ障でもうまく働くために実践できる対処法(会話や仕草など)
明るいように見えるあの人も実は『コミュ障』かもしれません。
でも、そうは見えませんよね。
それは、本人が工夫しているからなのです。
『コミュ障』自体をすぐになおすのは難しいかもしれませんが、ちょっとしたコツであなたもそうなれたら嬉しいですよね。
普段明るくとてもコミュ障に見えないと思うような人でも、「以前はコミュ障でした」という話も良く聞きます。
すぐに完全というのはなかなか難しいことですが、努力や工夫次第で改善することは可能です。
では、皆さんどのように工夫して仕事をしているのかご紹介します。
・自分が話そうとせず聞く側に回る
コミュニケーションは自分が発信する側に常に回らなければいけないわけではありません。
まずは、相手が話したことをオウム返しをすることでも会話として続けることができます。
頷いたり相槌を打つ、そして笑顔を忘れずに。
笑顔を忘れなければ、円滑に会話も弾んできます。
・『コミュ障』であることを相手に伝える
上手く話そうとするあまり変に肩に力が入ってしまって会話がおかしくなってしまったりしてしまうよりかは、先に相手に『自分は会話が苦手であること』を伝えるのも1つの手です。
伝えることで相手が理解して対処してくれることもあります。
・完璧な会話を目指そうとしない
『コミュ障』は完璧な会話を目指そうとします。
しかし、完璧でなくてよいのです。会話に失敗はありません。
変なことを言ってしまったなと思ったら『謝ればいい』のです。
会話をすることへの自分で作ったハードルを下げて、まずは力を抜いて気軽に話すことを目指しましょう。
・簡単な挨拶からはじめる
いきなり長い時間会話をするのは難しいですよね。
少しでも会話をすることに慣れていくために短い会話からチャレンジしていきましょう。
短い会話と言えば『挨拶』です。
「おはようございます」「お疲れ様です」その一言でも交わしていくことで長い会話も続けられるようになるかもしれません。
どれも特に難しいことはなく、明日からでも挑戦していけるものばかりです。
出来そうだな?と思うものから少しずつチャレンジしてみてください。
少しの工夫で改善が見られたら、とても嬉しい成長ですよね。
コミュ障でも働ける仕事10選
「『コミュ障』な自分が働ける場所があるの?」と思っていませんか?
大丈夫です。仕事の種類は本当にたくさんありますから、諦めなくて大丈夫です。
人と話すことが苦手でも向いている仕事はありますよ。
① 工場でのライン作業
仕事が始まれば後は一人黙々と作業をするだけなので、会話はほとんど必要ありません。
② 警備員
巡回業務、点検作業などがあり全く人と話さないわけではありませんが、警備する現場によっては体力的にもきついことがあるようです。
③ 新聞配達
配達のみの場合は基本的には1人での作業になるので、黙々と働くことができます。
④ プログラマー
黙々とパソコンに向かってシステムをひたすら組んでいくので人と話すことは少ないです。
⑤ 倉庫内軽作業
倉庫や工場に保管してある商品を伝票に沿ってピックアップしていきます。
⑥ 造園、植木屋
相手が人ではないので気が楽ではありますが植木を植えるなどの作業は体力仕事になります。
⑦ トラック運転手
運転中は基本的に1人なので会話は必要ありません。最低限のやり取りができれば大丈夫です。
⑧ 自動車整備士
会話はほとんど必要なく、車をいじることが好きな人におすすめな仕事です。
⑨ システムエンジニア
システム開発を一人で行っていく仕事になりますが、プロジェクトにかかわる人や同僚とは会話が必要になることも。
⑩ ビルメンテナンス
主に建築物の維持と管理を行うために巡回、点検、修繕を行います。
⑪セルフのガソリンスダンド
ガソリンはお客様が自分で入れるので、周囲の清掃や監視カメラで問題が無いか確認をしたり、吸入方法が分からないお客様に方法を説明することが主な仕事になります。できるだけ人に会いたくない方は深夜の時間帯が狙い目です。
⑫ポスティング
自分の空いている時間帯に好きな分だけ配ることが可能なため、自由に仕事ができます。ノルマはありませんが出来高制です。会社への出社も面接時以外ないという場合が多いので、人に会いたくない人にはもってこいの仕事です。
⑬清掃業
清掃場所にもよりますが、清掃中お客様が周囲にいる場合もあります。工場やオフィスであれば清掃中話しかけられることも少ないでしょう。
上記の仕事であれば「人と会話をする」ことは本当に最小限になります。
さいごに
『コミュ障』でも向いている仕事が様々あり、やはりどの仕事も最低限のコミュニケーションは必要になります。
ただし、接客業のように会話を主とする仕事ではないため、その分精神的ストレスは減らせるのではないでしょうか。
自分ならどこまでのコミュニケーションならとれそうか見極め、自分にとって最適な職業を見つけて職場に馴染むことができるといいですね。
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