地方(田舎)って魅力的ですよね。
豊かな自然があって、時間がゆっくり流れていて、のんびりしていて、食べ物が新鮮で、子育てもしやすい。
そんな恵まれた地域で起業して自分でビジネスを成功させることができたらどんなにいいか、憧れますよね。
でも、いざ行動に移そうと思ったとき、
こんなお店があったらいいなというビジネスアイデアがなかったり
地方は人口が少ないし
高齢者が多いし起業でビジネスが成功するのか不安だったり
成功例が知りたかったりしますよね。
僕は、サラリーマン時代は都会で仕事をしていたのですが、病気をきっかけに地方に引っ越しました。
結構な田舎で、一番近いコンビニにも車でかなりの時間を要しますし、スーパーも遠いし散髪する場所もないしで、都会暮らしが長かった僕は戸惑いが多かったのですが、慣れてしまえば天国です。
ちょっと車で行けば山や海がある豊かな自然に触れて生活できるからです。
そんな中で僕は一人で起業をしました。
そして今は起業で成功し、しっかりとご飯を食べていけるようになりました。
今回の記事では、地方起業のメリット・デメリット、地方でビジネスを成功させる秘訣、そして僕の起業体験談とおすすめビジネスモデルを紹介したいと思います。
地方起業のメリット
まずは地方でのメリットを解説していきます。
メリットを知っておくことで手持ちの武器がわかります。
自分の武器を把握することは戦略が取れるようになるし、また、打ち手の数が増えてビジネスを有利に進めることも可能になります。
起業コストを抑えられる
地方は起業コストが少なくてすみます。
具体的には土地代、賃貸料、人件費などの固定費が都会に比べて安くすみます。
ビジネスにおいて最も収益を圧迫させる経費は、この固定費です。
また、このコストは起業時だけではなく、会社を運営していく上で永続的にかかる費用なのでできるだけ抑えておきたいものです。
したがってこの固定費を低く抑えられるというのは大きなメリットとなり、起業成功の鍵となります。
資金調達の支援制度がある
あなたが起業しようとしている地域によりますが、資金調達に関してバックアップしてくれる地域があります。
例えば補助金や助成金が出たり、融資が受けやすかったりといったメリットがあります。
補助金については起業時だけではなく、売上減少時や新規雇用時、従業員教育時等、運営面でもサポートしてくれることがあります。
参考サイト:中小企業庁「公募・情報公開」補助金等公募案内
また、地方に特化したクラウドファインディングサービスもあり、そういった手段を使って資金調達もできるでしょう。
ライバル・競合が少ない
田舎に住んでみるとわかるのですが、会社や店舗が非常に少なく、また、これから起業しようとする人も少ないのが現状です。
そして事業の種類も少ないということも挙げられます。
つまりライバルがほとんどいないということになり、需要のある事業さえ間違えなければビジネスチャンスは十分あります。
周りが応援してくれる・口コミの力が絶大
田舎は閉塞的で冷たいイメージがあるかと思いますが、身内になれば強い味方になってくれるのも事実です。
例えばお店を開業したら足を運んでくれたり、良い口コミを広げてくれたりします。
田舎の口コミは想像以上に絶大で、あっという間に知れ渡りますし効果も想像以上です。
田舎なのに駐車場は満杯で行列ができるというのも珍しくありません。
したがってうまく口コミを利用すればビジネスをうまく展開できるようになるわけです。
地方起業のデメリット
メリットの次はデメリットです。
市場は狭い
地方は人口が少ないという面があり、そのため市場規模は非常に小さいというのが現状です。
ということは少ないパイの奪い合いを行っているというのが実情です。
そのためビジネスを展開するのが難しい状況になる場合もありますし、工夫しなければ売上規模が少なくなる傾向があります。
新規参入に否定派もいる
新規参入ビジネスに否定的な人たちも一定数いることもデメリットです。
古きをよきとして新しいことを嫌う人たちです。
こういった人たちはどこの地域にもいるものですが、田舎の場合、彼らの声の影響力が大きかったりするのでビジネスにおいて足かせになる場合があります。
例えば、あなたがいくらいいサービスを提供していても、あなたのお店に足を運んでくれなかったりします。
最悪の場合悪い噂を流されることもあります。
このような一定数の人たちに毅然と立ち向かう精神力と対策が必要です。
労働者の確保が難しい
地方は人口が少ないためお客さんの確保も難しいですが、労働者の確保も難しいのが現状です。
そもそも働ける若者が少ないという点、もうすでに就職しているという点が問題点として挙げられます。
そのような中、根気よく求人広告を出して労働者確保をしていかなければなりません。
人口のほとんどが高齢者
人口のほとんどが高齢者というのもデメリットです。
高齢者はお金を持っているのですが、なかなかお財布の紐が硬いのが現状です。
持っているものは安価な製品だったり中古品だったりします。
僕の周りの人たちをみると、とにかく節約をしてお金をかけずに生活しています。
また、たいていの物欲は満たしているため生活必需品以外はあまり買い物をしないというのもあります。
悪い口コミも広がりやすい
メリットのところで口コミの効果は絶大と書きましたが、逆に悪い口コミも広がりやすいという諸刃の面も持っています。
人間の性質上、悪い噂は大好きですから尾ひれ背びれをつけて口コミは広がります。
最悪の場合、有る事無い事が広まることもあるので注意が必要です。
地方起業を成功させる秘訣
地方起業でのメリット・デメリットを知った上で、今度は地方起業を成功させる秘訣を解説していきたいと思います。
ITに強くあること
地方での起業は地産地消というイメージがありますが、実は今成功している地域企業はオンラインストアからの収益が大きく占めています。
地域の特産品を売る事業、店舗型ビジネスでもインターネット通販が伸びています。
なぜなら、田舎のデメリットは人口が少なく、高齢者が多いためその地域だけでビジネスを完結させるのは難しいのです。
そのため、オンラインストア等を使って商圏を広げ、日本中をターゲットにしてインターネット通販事業を行う必要があるのです。
したがってITに強くなくてはいけません。
具体的にはオンラインストアの開設から運営方法、ブログ、メルマガ、Twitter、facebook、LINE@等のSNSの運営方法などです。
開設、運営方法自体は難しいものではありませんが、成果が出るまである程度の時間がかかるためコツコツ地道に運営する必要があります。
ストーリーを語ることの重要性を認識する
人はストーリーが好きなので、商品にストーリーがあると売れる商品になりやすい傾向があります。
苦労して手に入れた素材、商品開発に立ちはだかった大きな壁、地域に対する想いなどをストーリーにして、お客さんに伝えましょう。
ネット通販をすると手紙が入っていたり、商品誕生秘話などがかかれれた冊子が入っていたりしたのを見たことありませんか?
それはストーリーを語り、ファンにし、リピーターになってもらうための戦略です。
これを真似れば、きっとあなた・あなたの会社・あなたの商品のファンになってリピーターになってくれるでしょう。
人とのつながり
インターネットを使うべきだという話もしましたが、ビジネスは結局のところ、人とのつながりがすべてなので、ご縁というものを大切にしましょう。
目の前のお客様に最大限のサービスをしましょう。
すぐに効果はありませんが、コツコツと地道にやることで、後々あなたの味方になってくれたり、ファンになってくれたり、良いインフルエンサー(影響力を持つ人)になってくれるでしょう。
大手が参入しないビジネスを選ぶ
大手が参入しないビジネスを選ぶことも重要です。
大手には資金力があり、ライバルになると必ずといっていいほど負けてしまいます。
起業当初は資金がないので、時間勝負になった際必ず不利になります。
ジリ貧状態では負けるのは目に見えています。
したがって大手が参入しないであろう、スモールビジネスからやるのが得策です。
ホリエモン推奨のビジネスモデルがおすすめ
実は起業を成功させる秘訣としてホリエモン推奨のビジネスモデルがあります。
それは以下の条件を満たしているビジネスモデルです。
・在庫を持たない
・人件費をかけない
・賃貸料をかけない
地方起業メリットの部分で触れましたが、会社運営をしていく上で大きな経費を抑えることが大切だということをお伝えしました。
大きな経費には、在庫コスト、人件費、賃貸料があります。
この3つを抑えたビジネスモデルであれば、起業当初から大きな資金は必要ないし、ランニングコストも低くてすみます。
したがって、この3つを満たしたビジネスモデルを構築することが、地方起業成功の秘訣となります。
僕の場合の成功例
冒頭でも少し触れた通り、僕は地方で起業をしました。
最初は起業するつもりは毛頭なく、都会でサラリーマンで一生を終えようと思っていたのですが、うつ病を患ってしまい実家がある田舎へ引っ越しました。
うつ病が回復(まだ療養中)するにつれ、仕事をどうしようかと考えて不安になりました。
田舎は働き口が少ない上に、会社はいつ再発して長期休むかも分からない人間なんて雇わないからです。
もしうつ病を隠して採用されたとしても、再発したら退職する以外方法はありません。
ということで、僕は自分で起業する決意をしたのです。
だから僕には崇高な志も素晴らしいビジョンもありませんでした。
地域を活性化させてやろうとか、地域に貢献しようとか、そういった気持ちは微塵もなく、ただ自分の生活さえどうにかなればいいと思って起業したのです。
アイデアもありませんでした。
ここで一つお伝えしたいのが起業にはアイデアは必要ないのです。
誰もがやったことのないビジネスや商品などそんなものは必要ないのです。
実はビジネスとはアイデアではなくすべて真似で成り立っているのです。
他のビジネスや競合を真似してちょっと手を加えるだけ(差別化)でいいのです。
たったこれだけでビジネスはできてしまうのです。
考えてもみてください。
誰もが思いつかないようなアイデアを持っている人なんているでしょうか?
起業するといってもみんな、既存のビジネスを真似たりしているはずです。
例えばラーメン屋さんは、他のラーメン屋で修行したものをベースにしています。
真似ですよね。
iPhoneだって実は真似です。
タッチパネル、携帯電話、ウォークマン、時計、電卓、ゲームなどの既存のビジネスアイデアを一つにまとめただけです。
ビジネスなんてそんなものです。
もうアイデアは出尽くしていて、それを真似るしか方法はないといってもいいかもしれません。
だからこれからビジネスを始めようと思ったら、儲かっている業界の真似ができないかを考えてみてください。
真似のメリットは既にビジネスモデルができあがっているため失敗するリスクが少ないことが挙げられます。
だからどんどん真似をしていきましょう。
話を戻すと、僕はインターネットを使ったビジネスで起業をしました。
具体的に言うと、ブログとメルマガを書くネットビジネスです。
このビジネスモデルは最強で、ホリエモン推奨の、在庫を持たない、人件費をかけない、賃貸料をかけない、という3つの成功の要素を含んでいます。
パソコン一台で完結できるので、これ以上経費のかからないビジネスモデルは存在しないといのが現状です。
資金も志もなかった僕にはうってつけのビジネスでした。
重複しますがネットビジネスのメリットはとにかく資金がかからないことです。
ブログとメルマガを書くだけなので、パソコン一台、ネット環境、サーバー代だけあればいいので初期費用に1万円程度(パソコンはもともと持っていた)と月約8,000円のランニングコストだけです。
仕入れもないし、人も雇わないし、事務所も構えません。
こんなにも少資金でビジネスができるのです。
文章を書くだけなので、タイピングさえできれば誰でも始められます。
そして自分自身が成長できるというのも大きなメリットでもあります。
文章を書く前にリサーチをして勉強をするので、どんどん知識が増えていきます。
ビジネスのこと、マーケティングのこと、セールスのこと、コピーライティングのこと、生活のこと、健康のこと、美容のこと、お金のこと、などなどどんどん知識が増えていくのはとても楽しいものです。
サラリーマンをやっていても知らない世界を知ることができるからです。
また、大自然と触れ合うことができるのも大きな魅力です。
ブログとメルマガは自分が働いていない時間も収益をもたらしてくれるので、空いた時間で山に行ったり海に行ったりして遊んでいます。
普通、起業というと経営者が奔走してあくせく働いているイメージですが、ネットビジネスの場合、ブログとメルマガから自動収入を得られる仕組みを構築してしまえば、自分は働かなくてもよくなるのです。
ブログはオンラインビジネス同様、24時間365日アクセスできるものなので、ブログに販売ページを作っておけば勝手に商品が売れていきます。
メルマガも自動配信機能があるので、最初に原稿をセットしておけば勝手にメールが流れていきます。
このようにネットビジネスは田舎との相性が抜群です。
せっかく地方に引っ越すのですから、その土地をとことん堪能したいですよね。
のんびりしたいし、おいしいものを食べたいし、自然に触れて楽しみたいですよね。
普通に起業をすれば忙しい毎日で遊べる時間が限られますが、ネットビジネスは遊び時間の方が多いのです。
あと、個人的にいいなと思っているのが起業をすると上司ないないというのは大きなメリットと感じています。
というのも僕は上司のパワハラが原因でうつ病になったため、怒鳴る人はいないし、自分で何もかもが決められるし、自由に仕事ができるというのは非常に爽快な気持ちです。
また、経費もほんの少ししかかかっていないので、売上イコールほぼ利益となっていて、田舎ではかなりの高額所得者の部類に入ると思います。
このような形で、僕は田舎で起業ライフを楽しんでいます。
もしこれから地方で起業をしようとしていて、アイデアがない人はネットビジネスを強くおすすめします。
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